| 第390回「虎を避けて宝の山に近づけ!」
 私が開いた人生設計セミナーには今年度のうちに独立することを決め、
 準備に入っておられる方も出席されました。
 いま気になっていることをつぶし、独立を成功をさせる一助にしたい
 との考えからご参加いただきました。
 「自分で選んだ商売の欠点は実際にやってみないとわからない」
 というのが邱さんの口癖のひとつですが、
 そんな邱さんが、『ダメな時代のお金の助け方』で
 次のようなことを書いています。
 「宝の山は必ずどこかにある。しかし、そこには虎が住んでいる。
 さて、行くべきか、行かざるべきか。
 虎のことばかり頭にある人は『君子危うきに近寄らず』と考えるし、
 宝の山に目がくらんでいる人は、
 虎が住んでいることをつい忘れる。
 どちらも正しいやり方ではない。
 虎に食われないですむ方法を考えてから、宝の山に近づく。
 うまく虎を避けて宝の山に近づける人は
 十人に一人かも知れない。
 百人か千人に一人かもしれない。
 それでも必ずそういう人は現われるもので、
 宝の山はそれを探しあてる人を待っているのである。」
 (『ダメな時代のお金の助け方』)
 もちろん、実際にやってみて、その前には思いもしなかったことに
 きづくことが多いでしょうが
 実際にやる前にいろいろ計算しておくことも大事でしょう。
 そういえば、邱さんは商売を始めるときは「儲かったときのことより、
 損をした場合のことをさきに計算するのがいい」
 とおっしゃっていますね。
 その辺のことは第220回「ます損の計算を」とか第223回「この商売に失敗した時どんな立場に立たされるか」
 といったところで、邱さんの知恵を紹介していますから
 チェックしていただくといいですね。
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