第1663回
西洋医学と東洋医学の谷間で考えたこと

人材の次にインターネットに似合ったテーマは
健康ではないでしょうか。
とりわけ老齢化がすすむと、
病気になる人がふえます。
でも大抵の人は
いよいよ身動きができなくならないと、
医者のところまで行きたがらないものです。
ましてや癌とか高血圧とか
難病、不治病になると、
本人にとっても家族にとっても
大へん厄介なことになります。

ですから発病してからでは遅すぎるので、
元気なうちに
予備医学の知識を仕入れておく必要があります。
また癌のようなショッキングな難病になると
死の宣告を受けるようなものですから、
病院に駆け込むだけですむことではありません。
たまたま私の周辺で、
ずっと私とつきあいのあった週刊ポストの元編集長
関根進さんが食道癌になって
奇跡的な生還をしたので、
先ずその体験談からはじめてもらうことにしました
最近は放射線をかけたり、
何かというと
すぐ切開手術をすることに対する反省が
常識化してきましたが
関根さんはそうしたきっかけをつくった
パイオニアの一人と言っていいでしょう。

私は東洋医学と西洋医学の
接点みたいなところで育ったので、
「西洋医学がダメなら東洋医学があるさ」
と考える人をたくさん知っています。
即効性に欠ける東洋医学で
奇蹟が起るのは稀でしょうが、
長年の経験で「医食同源」で
体質のバランスをとることの大切さを知っているので
病気になってからクスリを飲むのではなくて、
病気になる前に自分の欠点を知っておくためにも
漢方の知識を持っていただく必要があると感じています。
さきには大海淳さんの
「野行き、山行き、この元気」からはじまって、
城戸克治さんの「中医学事始め」
さては、豊岡憲治さんの「生活習慣病に挑戦する」
といった執筆をお願いしたのは
そうした理由からです。

また出石尚三さんには
ずっと「男はカッコ」を連載していただいておりますが、
いまだに種切れにならずに続いているところを見ると、
生きている限り
色気とオシャレは性別を問わず
本来、続くものなんでしょうね。


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