第1662回
もしQは人材再配置に使えませんか

「もしQ」をはじめた時、
料金はタダという方針だけは
最初からきまっていましたが、
どんな人が常連になってくれるのか、
読者との接点はどこにあるのか、
正直のところ皆目わかりませんでした。
でも私は一人の読者もいないところから出発して、
何千万冊も自分の本を売ってきた実績があるので、
ホーム・ページさえ維持することができれば
どうにかなるだろうと
さして心配をしませんでした。
読者とのスリ合わせはやっているうちに
しぜんにできて行くだろうと思ったからです。
一番大切なことはとりあげることが
皆さんが関心を持っていることかどうかです。

そう考えて、
お金のことや求職のことや
健康のことなどを取り上げてきましたが、
新聞や雑誌の執筆と違って、
ホーム・ページはすぐにも読者の反応があります。
特に一番反響が大きいのは求職問題で、
かなりアクセスがあるようになったので、
試みに「私の秘書を勤めてくれる人いませんか」と書いたら
一ぺんだけでも100通以上の応募がありました。
それも失業者ではなく、
東大出とか、オックスフォードの留学生とか、
さては一流企業に在職中の者が大半でしたから、
改めて「日本は潜在的失業の国だ」と痛感させられました。
現にちゃんと就職していても
自分の職業に不満を持っている人が
こんなに多いのかと
私の方がびっくりしたくらいですから。

そう言えば、新聞にも求人欄はあるし、
求人専門の雑誌もあります。
でもアルバイトを募集するならともかく、
どんな会社がどんな理由で、
どんな人を欲しがっているか、
求職者にわかる広告はどこにも載っていません。
インターネットならそれが可能ですが、
専門のコーナーを設ければ、
もっとキメ細かく、もっと、広範囲にわたって
人材の募集をすることができるのではないでしょうか。
いまのところ、個人的な事業の範囲内で
人の募集をしたり、
就職の世話をしたりするのにしか使っていませんが、
たとえば上海とか北京で働きたい若い日本人や
中国人の就職の世話をすることにも
利用できるのではないでしょうか。
「もしQ」をスタートさせた時に
眞っ先に考えたことの一つです。


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