自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第300回
アンチ友里もファンのうち?

第286回のコラムで、アマゾンでの拙著のレビュー数の多さと
両極端な評価(お勧め度)について取り上げましたところ、
読者の方の反応では予想していたとはいえ、
再び両極端なものが見られました。

続編が4/26頃書店に並んだようですが、
なんと2日後の28日には、
2つのレビューを書いていただいたようです。
一人の方は満点の5つ星。
簡単な文章の本ですから、
多分すべて読み込まれてからのレビューでしょう。

もう一人の方は、予想通り最低ランクの「1つ星」。
刺激的なタイトルもつけていただいています。
人それぞれの価値観というか、とらえ方は千差万別なので
評価される側としては
すべて真摯に受け止めなければならないのですが、
本当に続編を読んでからレビューを書いていただいたのか、
いささか疑問が残りました。
続編では、はっきり
「タバコは何十年も前に一時的に吸っていただけで、
今はまったく吸っていない」、
プロフィールでも「小さな会社代表」となっているはずですが、
「たぶんタバコをすうのだろう」、
「会社の経費でさんざん飲み食いしたサラリーマン」
になっています。
「吉兆」も続編ではまったく取り上げておりません。
出汁の評価も前著の「と村」を例に出すまでもなく、
強さ以外に余韻の長さに私は注目しているのですが。

この方は、確かに前著は購入されたようで、
昨年夏ごろ直接メールをいただいていたのですが、
そのご指摘などを読ませていただくと、
その文に変に衣の下に「鎧」が見え隠れした行間を感じ、
お返事を出しませんでした。
唯一お返事を出さなかったパターンと記憶しています。

しかし、その後も
私のコラムを度々チェックしていただいているようで、
わざわざ手間をかけていただいての今回レビューの投稿。

私もジャイアンツは好きではないと口外していますが、
それでもニュースや新聞では第一に、
ジャイアンツの勝敗結果に目が行きます。
負けたかどうかの確認を早くしたいのです。
週刊誌や夕刊紙でも、ジャイアンツの内幕話にはすぐ目が行きます。
そういった意味で、
アンチ巨人もファンのうち、とはよく言いますが、
「アンチ友里」もファンのうちと考える次第です。
ということは、実は私友里も
山本益博氏や犬養裕美子氏のファンであるのかもしれません。

とにかく、本やコラムなどを発表している者としては、
注目されてなんぼのもの。
若干複雑な思いもありますが、
色々取り上げられると言う事はありがたいこととも思っております。


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2004年5月10日(月)

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