第883回
「中国株とはゆったりした気持ちでつきあっていきたいです」
私の「株の原則」セミナーに
一番乗りで参加してくださった方は
私への5回目の連絡として、
「楽しくて仕方がありません」と件名に書いて
メールを送って下さいましたが、
6回目のメールに
次のような感想を送ってくださいました。
「戸田さんが「お知恵拝借!」のコラムでお書きになった
『私はお金のかかる株情報の前は素通りしています』
を読ませていただきました。
実は、私も、以前、
山ほど有料レポートを購読していました。
投資をはじめた頃は、知らないことだらけでしたので、
知識を増やすという意味では有効でした。
しかし、あまり情報が多すぎると
読みきれないことや、大きな“潮の流れ”より、
“波の高低”ばかりが気になるようになり、
かえってストレスになるため、
一部を残し、他は購読をやめました。
現在購読中のものも、チラッと目を通す程度です。
私も、中国株とは、一生涯の付き合いになる
と思っておりますので、悠然とした気持ちで臨むよう
心がけたいと思っております。」
この方は、短期でなく、長期の視点で
中国株とつき合っていくという姿勢を
表明されたわけです。
さて、昨年12月、
「邱永漢の初めての中国株
−中国株はやっぱりQさんに聞きたい!」
というムックが本屋さんで販売されました。
この本を手にすると、
編集者が冒頭で
邱さんのインタビューを紹介していますが、
邱さんの見かた、考え方を紹介するにあたり、
「『成長』を買う。中国株は長期投資が原則である」
と表現しています。
私は邱さんの投資姿勢は
基本的には長期姿勢ですよと
これまですべてのセミナーで
紹介してきましたので
紹介の仕方に間違いはないようだと、
胸をなでおろしましたが、
「株の原則」セミナーに
一番乗りしてくださった方も
このムックをお読みになったとしたら
自分は邱さんの投資姿勢を理解できていると
思われたのではないでしょうか。
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