第869回
「種字林」でお茶をいただきたいですね
北京の三全公寓に行ったらぜひ、
「種字林」に寄ってみたいと思っています。
昨年秋のこと、
仙台でセミナーをひらきましたが、
そのとき、山形県村山市で
歯科を開業していらっしゃる方に
参加していただきました。
この方が自慢にされていることの一つが、
診療室に『林深則鳥棲 水廣則游』の額を、
院長室に『成功毎在苦窮日 失敗多因得意時』の額を、
かけられていることです。
その話をうかがって、
「それって、ハイQで邱さんが
『金言名句』と題して紹介されていて、
額に入って一枚につき2万5千円で、
売られているのものじゃないですか。
北京の三全公寓のなかにある
『種字林』という店から
送ってこられたものでしょう」
と反応すると、歯科医の先生は、
満足げに深くうなずかれました。
これら二つの句の意味については、
邱さんが
「名言名文句の書が手に入ります」と紹介されている
「金言名句」の欄にありますので、
そちらで確かめていただくとして
ここで頭に刻んでおきたいのは
三全公寓の1階の一室に
「種字林」という伝統文化や
工芸の陳列室があることです。
「種字林」には骨董の類が並べられ、
また中国のお茶も飲ませくれるとのことですから
セミナーの合間をぬって「種字林」を訪ね、
中国の長い伝統文化に触れ
しばし、悠久の流れのなかに
我が身をおいてみたいと思っています。
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