第1556回
名言名文句の書が手に入ります
私が選んだ名言名文句は
それでも100くらいはあります。
それを私流に解釈して解説することにしました。
別のコラムで、書家に書いてもらった字を
額に入れた写真と一緒に掲載しますから、
ごらんになって下さい。
私の解説は恐らく週に一ぺんくらいしか
ふやせないと思いますが、
気に入った文句と気に入った字体に出あったら、
注文することができます。
実物は北京の「種字林」という
伝統文化を扱っている店にあります。
一枚が額入りで2万5千円、
送料は北京が負担して、
日本のご指定の住所まで送ってくれます。
従って好きな書を喜んでくれそうな人に
贈呈することも可能です。
注文の取りつぎは当分の間、
「ハイハイQさんQさんデス」が代行してさしあげますので、
ハイハイQさんに申し込んで下さい。
※北京「種字林」の代行となります。
なおいままでに私が書家に書いてもらって
友人たちに贈呈した文句を
一、二あげさせてもらいますと、
たとえば「林深則鳥棲、水廣則魚游」
という文句は読んで字の如く
スケールの大きな人になりなさいという意味ですが、
出典は唐代の呉兢という人の「貞観政要」という本です。
本当はこのあとに「仁義種則物自帰之」と続きますが、
お説教にあたる部分は省略しても充分、
意味は通ずるでしょう。
この書をほぼ日刊イトイ新聞の糸井重里さんに
プレゼントしました。
また「成功毎在苦窮日、失敗多因得意時」とは
苦しみと貧乏の中で
もまれていることが人々を成功させ、
失敗の多くは得意になって
油断していることに原因しているという意味です。
出典は不明ですが、
さる実業家の社長室にかかっていたのを素早く暗記して
手帖に書きとめたものです。
私がこの文章をメモにして上海の友人に渡したら、
次にその人の董事長室を訪問すると、
立派な書になってかけてありました。
事業に成功した人はすぐにも共鳴すると見えて、
この書をユニクロの柳井正社長にプレゼントしたら、
包装をといた途端に
「そうだ、そうだ、全くその通りだ」
と柳井さんは口をきわめて賛成してくれました。
共鳴を呼ぶ名言は人の心を打つものです。
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