第812回
時流に乗った仕事を選ぶと行動半径もひろがります
選んだ仕事次第で、
その人の行動範囲が狭くなったり広くなったりしますね。
前に学生時代、北九州市に新日鐵が
開設したテーマパークでアルバイトし、
そこで広報の仕事をしていた私と
話したことがあるという
青年のことを書きました。
セミナー当日、
予定の時間よりはやく来ていただき
あれこれ話をしましたが、
彼は北九州市にある大学を卒業し、
今は熊本にある半導体製造会社で
エンジニアとして働いているのですが、
大学を卒業したあと、川崎市に本拠を置く
重電関係の会社に入社したようです。
その会社で水力発電所の設計に従事したのですが、
この部署の仕事がだんだん減り、
別会社になることになったというので
その会社を辞め、半導体製造装置を作る会社に
転職したと聞きました。
この仕事はかなり忙しいようで、
私と交流を始めるようになってからでも
彼は、台湾に2週間ばかり出張に出かけました。
たまたま出張先が、邱さんの故郷である
台南市付近の工業団地にある会社で、
出張中の休みを利用して
邱さんが昔つくられた
「永漢民族博物館」へ行ってきましたと
博物館の写真を送ってくれました。
結構動いているなあと見ていたら、
しばらくすると、
今度はアメリカに行ってきますと
イチローが所属している
マリナーズの本拠地シアトルから
少し南に下ったところにある会社に
出張に出かけました。
こうした青年の動きを見ていると、
忙しく動き回るようになったのは
時代の先端を走る仕事を選んだためで、
選んだ仕事次第で、その人の行動範囲が
狭くもなれば広くもなると感じたことでした。
|