Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第476回
「問題意識があれば、情報は自然に頭に入ってきます」

「株の儲けは辛抱料」ということになると、
銘柄を選ぶところで、いずれ、株価が上がって
売らずに我慢する場面が迎えられるような
いい会社の株を選ぶ必要があるぞということになります。

そういう株に出会えるようにするためには
どうしたらいいのだろうと思って
『株の原則』を読みかえしたら、やっぱり
「問題意識をもつことだ」という答が返ってきました。

「どの銘柄を選ぶかは、
まずその会社に関心を持つことがだいいちです。
新聞を見ても、雑誌を見ても、すぐに目につくんです。
たとえば、私がしばらくまえに注目した車に
『シティ』というのがあります。
われわれ年をとった連中から見れば、
あんな背の高い車はダメだと思ってしまう。(略)
ところが『シティ』は、
そういうわれわれの固定観念とか常識とかを、
打ち破りました。(略)
若い人たちに爆発的に売れました。
そこで、本田技研という会社のことを考える、
というはいり方です。

べつに本田技研でなくともかまいません。
興味を持った会社の記事が、
日本経済新聞や株の雑誌に載ったりすると、
つい覗き込みます。
自然に目にはいってくる。
日本の企業がアメリカにどういう具合に進出しているか、
というテレビ番組があれば、
ついチャネルを合わせたくなるんです。
そうやってだんだん情報量がふえてくるのです。

ですから、どこをどう調べれば、
いちばんわかるかということはありません。
それより、やはり問題意識を持つかどうかです。
問題意識があれば、
情報は自然に頭に入ってきます」
(『株の原則』)

前に「潮の流れ」をつかむには、
どうすればいいのかと思って、
『株の原則』を読んだら
「問題意識を持つことです」というアドバイスと出会いました。
第453回「時代の流れをつかむには問題意識が必要です」

「問題意識を持つ」ということ、とても大切なんですね。
この文章で書かれた事例をヒントにし、
いまの時点で、自分はどういう会社に興味を持っているか
と自問するといいのでしょうね。


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