Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第475回
「辛抱しないと株では勝てません」

これまでみてきたように、
邱さんが株式投資で
一番求められるものとしてあげているのが辛抱強さです。
『金儲け発想の原点』には、
邱さんがそう考えるにいたった背景が書かれています。
味読させていただきましょう。

「私はかねてから『株の儲けは辛抱料だ』といい、
人にも辛抱することをすすめている。
というのも、株をやっている人なら
誰でも心当たりのあることだが、
株を買ったらいきなり値上げをして
大儲けをしたりすることは滅多にない。
大抵は、買うと下げて、
下げたところでナンピンをかけると、また下がる。
自分の買値に戻るまでに1年も2年もかかり、
その間、じっと辛抱させられる。

途中で、株価が自分の買値まで戻ることがままある。
折角、辛抱したのだから、
今度こそ新値を切るかもしれない、
そう思って売らずにいると、
また元の木阿弥になってしまう。
こういうことが2回も3回も続くと、
次に株価が自分の買値をこえて手数料を払っても
損のでない値段になると、あわてて売ってしまう。
そういうときに限って株価は新値を切り、
自分の売値の倍、
あるいはそれ以上にもあがってしまう。

『辛抱すればよかったなあ』
『辛抱しないと株では勝てないなあ』
『株の儲けは辛抱料だなあ』
ということがいよいよ実感として身にしみるのである。

そうした失敗に教えられて、
だんだん要領を得てきたので、
私も株をやるなら短期決戦では絶対成果があがらない
と確信するようになった。
自分でも1回の勝負は2年か、3年だと考えるようになったし、
人にも『途中で断念してはいけませんよ。
下げたら買い増し、上げても売らないようにこらえることです』
と念を押すようになった。」
(「一に辛抱、二に辛抱、三に辛抱」『金儲け発想の原点』に収録)


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