Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第417回
邱さんが一番目をつけているのは多国籍にまたがる仕事です

邱さんは10年前の作品『四十歳からでは遅すぎる』
「人生にはチャンスが何回か来る。
一回だけでないことは確かである。
しかし、チャンスが来ても
それがチャンスであることにすら
気づかない人もいれば、
それとわかっていながら、
折角のチャンスを見逃す人もいる。」
と書いています。

そしてこの文章の数ページあとで、
ピンチとかマンネリからの脱出策として、
外国に行くことを薦めています。
その文章を引用させていただきます。

「人生にはチャンスが何回かあると言ったが、
人生にはそれ以上にピンチの時がたくさんある。
ピンチの回数がチャンスの回数よりも多いことは
誰でも経験的に頷けることであろう。
人生にピンチがあることは必ずしも悪いことではない。
ピンチのたびにくじけていたのでは話にならないけれども、
ピンチがあれば、人はそれから逃れようとして必死になるから
道は自らひらけていく。
ピンチに遭遇すれば、さしあたり、
(1)住むところを変える。
(2)職場を変える。
(3)思い切って遠い外国に行ってしまう。
つまり気分を一新してはじめから出発すればよいのである。
一番いけないのは同じ環境のなかで
いつまでもくよくよしていることである。
ピンチから脱出する最も効果的な方法として
私は外国に行くことをすすめる。」
(『四十歳からでは遅すぎる』)

こういう文章を読み、邱さんは
「老齢化、成熟化、国際化」の流れのなかでも、
「国際化」の流れに強い興味を持ち、
多国籍にまたがってやることに
一番の楽しみを感じておられるのかな
という印象を受けていましたが、
先だって、ある読者の方がHiQで
「いまかりに邱さんがいまの時代の若者なら
どんな道を選びますか?」と問いかけた質問に対して、
邱さんが次にような回答しておられるのを知り
「やっぱり」と思いました。

「いまは、選手交代の時期といえます。
こういう時代は自分で独立して
仕事をやろうという人にとってはチャンスです。
ただし、日本国内でいまから新しい仕事を見つけようと思っても
なかなかできません。これからできる仕事は
ほとんどが多国籍にまたがってやる仕事です。
この年になってもやりたいことがたくさんあるんですから
若かったらなおさら喜び勇んでやると思います。」
(2003年5月25日(日)の邱さんの回答)


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2003年10月18日(土)

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