第268回
■S.RさんからのQ(質問):邱さんがこの時代の若者なら

船井さんと邱さんの対話「なぜ今、中国か」を読ませていただき
深く感銘を受けると同時に
今後の自分のビジョンというのがすこしづつみえはじめました。
私は邱さんのものすごく現実的で具体的な話が大好きです。
その未来を見据えた先見の才は抜群のものであると感じますし、
自分もいつしか経験を大きく重ね、
邱さんのように自信を持って
世界で生きられるようなりたいと思います。

そこでひとつ質問をさせてください。
もし邱さんがこの時代の若者ならどんな道を選びますか?
就職しますか?それとも会社をおこしますか?
どんなことしますか?教えてください。


■QさんからのA(答え)

もし私が30才ぐらいだったら
どんな道を選びますかということだと思いますけれども、
いまは戦後で3回目のチャンスだと思うんです。
戦争が終わったときは今までの既成秩序が全部破壊されて
ゼロから始まりましたので、
闇屋さんの時代というのが15年ぐらい続いたんです。
そして昭和35年ごろから
日本の国は物を作って付加価値を生み出すという
時代へ入っていって、もの作りをした人が財を成しました。
それが30年続いて、10年ぐらい前に天井を打って、
いまはどんどん逆の方向に動いています。
これはものができすぎてデフレの傾向になったことと、
グローバル化が起こって
一つの国で問題を片付けることができない時代になったからです。
条件が変わると大きい会社から中小企業まで全部
いままでのやり方では通用しなくなったんです。

ですからいまは、選手交代の時期といえます。
こういう時代は自分で独立して
仕事をやろうという人にとってはチャンスです。
ただし、日本国内でいまから新しい仕事見つけようと思っても
なかなかできません。
これからできる仕事は
ほとんどが多国籍にまたがってやる仕事です。
この年になってもやりたいことがたくさんあるんですから
若かったらなおさら喜び勇んでやると思います。
いまは新しいビジネスをやるにはいい時代ですよ。


←前回記事へ 2003年5月25日(日) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ