Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第410回
リラックスしておしゃべりを楽しみましょう

3日目のセミナーが終ったあと、
参加いただいた方々全員で
会場近くの中華料理屋に集まりました。
その日の朝、20人くらいの人が集まれる部屋をお願いしますと
頼んでいたのですが、土曜日だったこともあり
大きくて立派なテーブルが二つの並ぶ部屋に集まって
各人1200円のランチをとって、昼食を楽しみました。

おいしいものを食べると会話が進みます。
「やる気はあるのですが、何をやるか見つかっていない」
と言ってセミナーに参加していただいた青年から
「これからも、ここに集ったメンバーの人たちと
定期的に話し合えるといいのですが」と言われました。

また、私と3回か4回メールを交換して
考えておられることがよく理解できるようになった青年から
「こういうコミュニティがほしいです」と言われました。

こうした方々の意向は、
自分がこの青年たちの年頃だったときに
感じていたことでもあったなあと思いました。
またセミナーを開こうとした動機に通じているとも感じました。
そこで、この人たちがホンネで話し合える場を
つくりだす必要があると感じました。

たまたま私の目の前にセキュリティの分野で、
名の知られた会社のテクニカルセンターで
活動している青年が座っていました。

この青年はその日のセミナー直前に、
自分が作成したライフ・プランを送ってくださり、
私を感激させてくれました。

そんなことがあって、私の目がその青年のほうに向き、
「今回集まった人たちが気軽におしゃべりできる
コミュニティーづくりをお願いします」と頼みました。

青年のプランにはこれから挑戦しようとしている目標が
ハッキリ書かれていて、
こういう人なら自分の目標を達成させる作業と併行させながら
セミナーに集まった人たちのために
作業もやってくれるだろうと思ったのです。

私から突然、依頼を受けた青年は、
とっさのことで、ビックリ顔でしたが、
今回のセミナーには、
この方面ですでに実績を挙げている人が参加していて、
その方のノウハウもお借りして、
取り組んでいただくようお願いしました。

緊張した作業のあとに、こんどは気分をほぐして
互いにおしゃべりを楽しむということが待っているとは
まったく思いつかなかったことでした。
新しいことを始めると、
思わなかったことに出会うものですが、
今回もそのようです。


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2003年10月11日(土)

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