第402回
他人の話を聴くことが、自分の心の整理に役立ちます
セミナーを始めた第1日目は
「独立したい気持ちをもっているけど、
何をしたらいいのかよくわからない」
という人たちに焦点をあてて話が中心でした。
そのあと、一緒に食事し、懇親を深めたとき
私にその日のセミナーの感想を
語ってくださった方がおられます。
外資系保険会社で“ライフ・プランナー”として活動され、
報酬が実績に連動するフル・コミッション制で、
保険のセールスに従事されている方で、
自分は自営業者だという意識を持っておられる人です。
その方が、その日に話題になった人達の話しをきいていて、
「自分がサラリーマンをやっている時、
煮詰まっていた自分のことを思い出しました」
とおっしゃり、そのあとメールで
ご自身の感想を伝えてくださいました。
1.立場や立つ位置が変わると、物の見方が変わります。
自分が何をどういう風に悩んでいたかということも含め
多くのことを忘れてしまっていることに気づきました。
2.自分の問題を最終的に解決できるのは、自分だけです。
アドバイスをいただく事は出来ますが、
一番苦しい『決断を下す』
という作業はどうしても自分でやらないといけません。
3.答えを見つけたかったら、
いつも問題意識を持って考え続けることです。
自分の求めていた答えが、
何もしていないのに突然空から降ってくるというのは
ありえないことです。
そして、ご自身としては
「サラリーマンから自営に転じて、4年が過ぎました。
立場が変わって悩みや苦労している事も変わりました。
自分で選んで、次のステップに進んだのですから、
今やっている事を続けようと気持ちを新たにしました」
とお話下さり、気持ちを整理なさったようです。
体験に裏打ちされた貴重なお話だとおもいましたので、
セミナー第2日目、
ご自身の口から紹介していただきましたが、
この話は将来、独立する目的で、
近々転職しようとしておられる方の
参考になったようです。
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