第401回
参加者の期待に機敏に対応しなければなりません
セミナーの1日目が終ってから、
2日目を開催するまでの一週間の間、
私は参加いただいた方との交信につとめました。
それぞれの方の問題意識や、
セミナーへの期待をつかむことが目的の一つです。
そうしたら、ある方から
次のようなメールをいただきました。
「自分のこれからの方向については
セミナーを受講する前から決めているのですが、
問題は方向に進む時期と内容です。
その点を考える上で他の参加者の皆さんが
それぞれどのような方向を考えているのか聴いて
参考にしたいと思います」
そういう考えの方は
ほかにもおられるだろうと思いましたので、
セミナーの2日目は、
セミナーに参加していただいた方々に
ご自身の関心事について話していただくことにしました。
そうしたら、セミナーの終了後、別の方から
次のようなメールが届きました。
「本日もありがとうございました。
今日はみなさんのお話がたくさん聞けて、
勉強になったと同時に大変面白かったです。
センセイのお話が少なかったのが残念でしたが、
こういう形で、いろんな方のお話、
とくに仕事に対する悩みを聞く機会を
与えてくださいまして、
ありがとうございました。
セミナー終了後、会場から駅まで歩いて行ったのですが、
いろんな人がいろんな仕事で働いているんだなあ、と
(あたりまえですが、、、)あらためて思いました。
そして、きっと、その方たちも
多少なりとも不安があるんだなあと想像ができました。
今回のセミナーがなかったら、
不安なのは自分だけという風に思っていたかもしれません。
また、来週も宜しくお願いいたします。」
セミナーを運営する人間は
参加者がどんなことに関心を持っているのかに
耳を傾け、それらに機敏に対応しなければ
いけないと思ったことでした。
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