Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第397回
“ありがとう”の一言が、次の行動に向かわせます

さすがに20人近い人を相手にして、
一人一人の期待にできるだけ答えようとすると、
そのあとはかなり疲れます。

邱さんが講演は一日、一回しかしない
とおっしゃていたことを思い出しました。
土曜日のセミナーの後は
原稿書きを予定していましたが、
頭がボーっとして、
まとまったことは何もできませんでした。

「朝は夜よりも賢いだ」と割り切って、
その夜はすぐ寝ましたが、
翌朝メールを確認すると、
参加してくださった一人の方が
昨晩のうちに礼状を送っていただいていたことを知りました。

「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
大変有意義な時間となりました。

本日のお話の中で、特に印象的だったのは、以下のとおりです。
『不安を書き出してみる』
『自分の足元で挑戦してみる(努力して好きになるのも好きのうち)』
『仕事を楽しくする、仕事を創り出す』

■ 不安:
『今の仕事は他の人の役に立っているのだろうか?』
『自分は本当に今の仕事があっているのだろうか?』
『今の仕事は後半の人生に生かすことができるのか?』

現在の心境としては
今の仕事から離れたくなっており、
また、人の役にたつような仕事をしたがっています。

■ 仕事は楽しい?:
確かに現状の仕事を楽しく感じられない状態です。
現在、派遣先にて仕事をしているので
人間関係のしがらみとかは特にありませんが、
派遣先で依頼された仕事を淡々とこなすだけで、
時間が過ぎ、「仕事を創り出す」ということまで
頭が回らない感じです。

■ 懇親会:
お昼の時間にいろいろな方のお話が聞けたことを
とても貴重なものに感じ、刺激を受けました。
いつも決まった人としか合わない現状が続いていましたので、
とても新鮮な気持ちになれました。

今は先生の言葉をもう一度思い出し、
自分なりに見つめなおしたいと思います。
では、来週も宜しくお願い致します。」

私はこのメールを一読して、
それなりの効用があったことが確認でき、
昨日の話の要約と昨日は話せなかったけれど
是非伝えておきたいことをあわせ、
12個の添付資料をつけて送りました。

分量が少し多かったかもしれませんが、
おかげ皆さんに約束していたことを片付けることができ、
昨日予定していた原稿書きの作業がはかどりました。

「ありがとう」の一言が、相手の人間をして
次の行動に向かわせる力を出させることを
勉強させていただきました。


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2003年9月28日(日)

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