第396回
メール交換と会合の組み合わせがセミナー成功の要諦です
9月6日の土曜日、
1回目の「人生設計セミナー」を開きました。
このセミナーに応募いただいたのは20名です。
うち一人は神戸に在住の方で、
この方は3回目のときだけ出席するという約束でしたので、
初日にお集まりいただいたのは19名の方々です。
19名のうち、私がどこかでお会いした方は4名だけで、
15名の方は初対面です。
出席いただいた方、一人一人からお名前をうかがいながら、
前もっていただいていた「質問状へのご回答」を
頭のなかで思い浮かべ、
「アアこの方は、あの回答を寄せてくださった方だな」
とお顔と回答の内容を結びつけるようと、
カンピュータをカチカチと回したことでした。
さて、セミナーが始まった直後、
私はそれまで躊躇していたことを
思い切って話しました。
「自分の人生を考えるというような作業は
きわめて個人的な要素が高いテーマで、
今日のように集合スタイルで集まっていただくより
個々人とメールを交し、
私が聞き役に回る方が効果があるかもしれません。
実際に神戸にお住まいの方とメールを交換して
話題の提供や設問を繰り返してきたのですが
4回か5回応答を繰り返したら、狙っていたことが
ほぼ実現できるという感触を得ました。
したがって、今日参加いただいた方々とも
大いにメールの交換させていただきます」と。
実際は、2回か3回集まって顔をあわせ、
その際、何らかの形で意見を交すでしょうから
ほかに2回程度メールの交換をすれば
遠隔地の人と交したのとほぼ同じ結果が得られるだろう
というのが私のヨミです。
その分私にも負荷がかかりますが、
それだけ皆さんに喜んでいただけ、
結果として自分にとっても良かった
ということになるのでないかと考え、
その考えが口をついて出ました。
「オヤ、個別の相談に応じてくれるんだな」と
参加されている方々から
“ナットク”といった表情がうかがえました。
参加された人たちの緊張がほぐれたようでした。
が、一番、ほっとしたのは私かもしれません。
一人一人違うテーマを持っておられる人たちと
個々にメールで質疑をくり返していくぞ
という“決意”を
自分自身に言い聞かせることになったからです。
といって一同に会して集まっていただくことが
不要というわけではありません。
ひとところに集まっていただくと、
一度に多くの方にお会いできるとか、
どなたにも共通してお伝えしたい話を、
まとめて伝えることができるなどの効用があります。
一同に会していただく集まりと
個々人とのメールの交換を組み合わせて行うことが
この種のセミナーの要諦だというのが
私がこの日に下した結論です。
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