第388回
手本になる人を見つけてマネをする方法があります
セミナーに参加いただいた方たちは
自分の将来に不安を感じておられると書きましたが
不安の内容は人によってさまさまです。
「やる気と勢いはありあまるほどあるのですが、
具体的に何をすべきなのか、何をやりたいのか、
そのために自分をみつめなおす方法を勉強したい」
という人がおられます。
また「自分がどんな仕事をしたいのかわからなくなっている。
今後の自分のあり方をさがすきっかけにしたい」
といわれる人もいます。
あるいはまた「今まで3年から5年のスパンで、
自分なりに何をすべきかを考えて、生きてきました。
もっと長い目でみた人生設計というものを
考えた事がありませんので、
この機会にじっくりと取り組んでみたいと思います」
とおっしゃる方もおられます。
こういう人たちにとって参考になる一つの方法は
自分のお手本になるような人を選んで、
そのマネをすることではないかと思います。
早い話、邱さんの知恵をアチコチの場面で
活用させていただくというのもその一例ですが、
私は、あるとき自分と同じ会社につとめ、
60代中半で関連会社の役員を辞したあと、
自分で仕事を探し、その後も仕事を
続けているという先輩がいることを知りました。
当時、そういう人がいないかなあと
探りをいれていた私のアンテナに
その方がひっかかってくれました。
自分が関心を持っていることを
実際に解決している人が
身近なところにいると知っただけで
大きな刺激になります。
私はその方とは面識がなかったのですが、
人を介してお会いさせていただき、
体験談をうかがい、たいそう元気づけられました。
自分が関心を持つテーマの解決に
参考になってくれる人がすぐには見つかる
という保証はどこにもありませんが、
自分が関心を持っていることを
片付けている人がいないかなあと待ち受けていたら、
向こうからそういう人が
飛び込んできてくれる可能性はありますよ。
|