元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1292回
82歳、邱さんの不老パワー

先日、インドの視察ツアーから帰ってきたばかりの
邱永漢さんに呼ばれて、渋谷の事務所に行ってきました。
この3月30日に、めでたく82歳の誕生日を迎えるわけですが,
あいかわらず、背筋はピーンとまっすぐで、顔艶もピカピカ。

おまけに、自らのコラム、第2146回でも
「もうすぐ『おじんのおしゃれブーム』がはじまる」と
書いておられるように、
これからは中年男性こそおしゃれを愉しむべしと、
いまはやりのメンズ・ファッション誌も愛読して、
イタリアのロロ・ピアナといった超高級ウールのコートはもちろん、
コーデュロイの上着からデニムのジーパンまで、
コンビネーションを、日々変えて愉しんでいるのには驚きます。
僕も、昔から、ブランド・ファッションが好きで、
いまでもパシュミナの白いロング・マフラーなどを首に巻いて、
結構、いきがっている「おじん」ですが、
邱さんのこだわりとお金のかけ方にはかないませんね(^0^)。

もちろん、邱さんの場合は、
世界各国を巡っての風俗観察、街角視察や、自らの実践が、
ただの趣味に終わるのではなく、
すべてが、新しい時代のビジネス発想に結びつくわけですから、
邱さんを見ていると、ほんとうに人生の隅から隅まで 
愉しんでいる“おじん”だなあと感心してしまいます。

これがきっと、他人が、なかなか真似の出来ない
「邱式の不老パワー」のヒケツだと、いつも思っているわけです。
そのうち「ブランドQ」などという工場が、
中国の温州あたりにできて、
やがて東京の青山・原宿のブランド・ファッション街を
席巻する(?)ことになったら痛快ですね。

それはともあれ、邱さんの若々しいパワーは、
ただ「元気に長生き」などと掛け声をあげるのではなく、
身も心も身だしなみも、悠々と愉しんでいることにあります。
もちろん、それだけでなく、
いつも頭の中が若々しいことが、
年を感じさせないヒケツなのですね。

この日、2時間半の先生と交わした健康不老談義の中でも、
自ら愛用しているスイスのしみとり美容液や、
漢方養生飲料の天仙営養液(元気精華)の話・・・、
さらに、ハンガリーで開発された重水素減少液が、
これからビジネスになるのかどうか?といった
いま話題の不老・坑加齢=アンチエージング
に関わる話題が次々と出され、
ビジネス・チャンスの夢と知恵が、
まるで玉手箱のようにポンポンと飛び出してくるのです。

とくに、僕が面白いと思ったのは、
番茶の工場を作るかもしれないという話でした。
HIQの読者ならご存知のように、
すでに先生は「雲南・宝の山」という
コーヒー・ブランドを成功させつつある中で、
次は番茶に目をつけるとは、いかにも邱さんらしい柔軟な発想です。
中国のお茶って、漢方から見ると体を冷やすものばかりで、
番茶のように体を温かくする性質のものがないというのですね。
僕も毎朝、三年番茶を愛飲して、ガン養生に努めていますが、
こうしたお茶の効用とはあまり知られていません。

邱さんにお会いして、話を伺うと
誰でもが元気のパワーを感じるのは、
この「からだ」「こころ」「いのち」そして「頭」の働きを
絶えず上手に調和させる処世法にあるからだと思います。
独特の「不老のパワー」を秘めているからこそ、
HIQというインターネット・サイトが、
1日10万ヒット!という驚異的な威力を挙げて驀進しているのだ
と、久しぶりにお会いして、改めて、感じたわけです。


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2006年3月11日(土)

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