第962回
日本一やさしい「肺ガン バイブル」
テレビの医療番組でも、
すっかり人気者になっている
僕の親友の土屋繁裕医師が、
新たに書き下ろした
「より良い治療を受けるための肺ガン
ハンドブック」
(学研)という300ページに及ぶ
大著の話の続きです。
この本の半分は、肺ガン患者が悩み、
知りたい、ガン症状の正体から、
可能な限りの「肺ガン治療法」について、
図解入りで、素人にも分かるように書かれている、
おそらく、日本の医師が書いた本の中では、
もっとも分かりやすく、
そして、現実の臨床に即した内容=バイブルだと思います。
前にも書きましたが、
いまや、日本人の過食飽食とストレス過多の影響でしょう。
男性の肺ガン死亡率はトップです。
いま、肺のガンに悩んでいる方、
また家族や知人で肺ガンの患者さんを
持っておられる方は
ぜひ、読んで治療の工夫に役立てることをお勧めします。
ちなみに、肺ガンにかかわる目次の一部を
抜粋紹介しますと、
以下のような内容が詳細に網羅されています――、
*
●肺ガンについて知る
肺ガンとは
原発性肺ガンと転移性肺ガン
原発性肺ガンの種類
非小細胞ガンと小細胞ガン
原発性肺ガンの頻度
発生部位による分類
●病期診断:ステージング
病期について
TNM分類
●肺の仕組み 肺の解剖 気道系 脈管系
縦隔とは
神経系
胸郭(きょうかく) 胸膜 胸腔(きょうくう)
胸膜の癒着 肺門(はいもん) 葉間
●肺の機能
伸縮力(柔軟性)が大事 肺機能障害
閉塞性障害 拘束性障害
●肺ガンの治療方法について
小細胞ガンと非小細胞ガンとのでは大違い
もっとも大切な治療の適応
●手術について
手術療法の適応と病期:I期は手術
非小細胞肺ガンの手術適応
リンパ節転移の診断はどうやってするの?
縦隔鏡検査って何?
●手術術式について
ガン手術で「目玉焼き」はできない
リンパ節を取ることがガン手術の特徴
●標準的手術とは
適正手術とは
肺の切除範囲
アプローチとは
リンパ節郭清とは
センチネルノードとは
気管支形成手術とは
合併切除とは
術中迅速病理診断とは?
手術摘出標本とは
手術摘出標本は自分の手に入れよう
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