元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第339回
大学病院は「押し売り」治療?

久しぶりに「ストップ ザ ドクハラ」の著者・土屋繁裕医師の
診療所・キャンサーフリートピアに遊びに行きました。
「ガン患者よ、ドクハラと闘おう!」に続く、
次の出版企画の相談もあったのですが、
相変わらず、ドクハラ治療、ドクハラ医師に悩む、
患者さんからの投書や医療相談が殺到していました。

こんな投書が来ているんだよと土屋さんが見せてくれたのは、
ある抗ガン剤治療医に罹った膵臓ガンの患者さんからのものでした。
膵臓ガンというと5年生存率が5%という難しいガンですが、
それでも治療・養生の工夫によっては、
回復の可能性、希望のある養生生活は送れるわけです。
ところが、やっと予約を取って診察を受けた患者に
その医師が
「手の施しようがありません!
好きなことをやって過ごしなさい!」
と見放したというのです。

土屋医師はどんな患者さんにも
1/100、1/1000の可能性はあるわけですから、
自分の治療法からはみ出した患者に
生きる希望を奪うような発言をする医師は、
どんなに名医と騒がれていようが
ドクハラ医師ではないか?というのですね。

土屋医師は本来、ガンの外科医ですが、
その患者が納得すれば、
休眠療法方式で、
肺ガンの分子標的抗ガン剤イレッサにしても、
問題になっているサリドマイドも投薬します。
選択肢自由な治療方針を貫いています。
それだけでなく天仙液のような漢方や代替医療の薬も、
積極的に取り入れています。

実際、もうだめかも知れないと思われた、
肺ガン4期の患者の溜まった胸水が取れ、
クビ下に張れ上った腫瘍も引いて、
いま元気にやっている患者さんも僕は知っています。
「外科医の仕事を奪ってしまうことになりますが、
なんでもガンは切る!と手術至上主義に凝り固まっている医師も
もはやドクハラ医師だ」と言うのです。
「いまの大学病院の治療は患者無視、
問答無用の“押し売り屋”といってよいものですから
●拡大手術は拒否する
●大量の抗ガン剤は拒否する
患者は最低、これくらいの覚悟を持って身を守るべきです」
これがドクハラ撲滅の提唱者・土屋医師の
新しいガン治療の提案なのです。
「ガン患者よ、ドクハラと闘おう!」
ガン死亡者・年間30万人時代に、
あなたの「命を守る」キーワードはこの言葉に尽きるのです。


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2003年8月1日(金)

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