第963回
転移性肺ガンに治療はないのか?
土屋繁裕医師が新たに書き下ろした
「より良い治療を受けるための肺ガン
ハンドブック」
(学研)は、
まさに肺ガン患者必読のバイブルです。
とくに土屋医師が、
大学病院で見捨てられた患者さんに施している、
分子標的治療やワクチン療法など
新しいHBM治療=“合わせワザ”治療法は、注目です。
「私は転移性肺ガンのブラックジャック(注・名医の意)?」と、
この本にも書いていますが、
いまや、土屋先生の治療は、大学病院では、
あきらめられているガン治療への
「挑戦療法」といえるでしょう。
肺ガンの手術以外の“合わせワザ”療法――、
転移ガンへの対処法――、これまでの肺ガン治療本には
書かれていない治療法が詳しく分かりますので、
この本の目次を、さらに抜粋しておきます。
関心のある方は、一度、
この本を手にとって読んでみてください。
*
●放射線療法
肺ガンは紙コップではない
放射線治療と手術と同じ局所療法
放射線が主役になる場合
術前照射と術後照射
再発ガン症状緩和に
抗ガン剤と放射線の併用療法
外照射と腔内照射
粒子線治療
ガンマナイフ
放射線治療の副作用
●抗ガン剤治療
抗ガン剤治療は慣れた経験豊富なプロにしてもらおう
抗ガン剤のレシピ
補助療法について
無駄な空爆を受けることがある術後の補助療法
肺ガンで使われる抗ガン剤の種類
小細胞ガンの抗ガン剤治療
非小細胞ガンの化学療法
抗ガン剤の副作用について
今の抗ガン剤治療はガマン比べ
効かせたい、小さくしたいという想いが苦渋を招く
抗ガン剤の投与量は誰が決める?
イレッサ(ゲフィチニブ)投与量の疑問
抗ガン剤が効くとは
同じなら良いじゃないか
なぜ抗ガン剤治療で長生きできないのか?
抗ガン剤の使用量にもテーラーメードを
●免疫療法
いかに免疫を強化トレーニングするかが鍵
いかにガン細胞を認識させられるかが鍵
免疫療法の適応について
養子免疫療法とは
自家ガンワクチン療法とは
内視鏡的治療
内視鏡治療の方法
遺伝子療法
●転移性肺ガンの治療
転移性肺ガンの手術適応
基本的に手術はしない
原発巣がコントロールされている
他の臓器に転移していない
転移性肺ガンでは転移巣の数が大事
●あぶり出し理論
2次転移 or 1次転移、正しいのはどっち?
大きさの違う転移ガンをどう考えるのか
検査精度で変わるあぶり出し期間
私は転移性肺ガンのブラックジャック?
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