第583回
懇親会!次々と元気患者が体験談
先日、3月25日にスローヘルス懇親会が
盛況のうちに終わりました。
ガンで亡くなった女優の三ツ矢歌子さんが
なぜ間質性肺炎を併発したか?
講師の土屋繁裕先生は、
セカンドオピニオン的な立場で
ご家族から相談を受けていたそうですが、
抗ガン剤にしても、
はやい段階での分子標的治療による
イレッサ使用の選択肢があったのではないか?
さらに、担当医による無謀な抗ガン剤の大量投入が
いかに命を縮めることになるか――について、
厳しく警告しておられました。
2人目の講師は、
漢方療法で日中の掛け橋となっている
滞日16年、長春中医学院大学の袁(えん)世華教授です。
漢方と西洋医学のガン治療の違いを
小学生にも分かるように話していただきました。
漢方には、望診、聞診、問診、切診――の
4診(ししん)という診断法があり、
とくに望診の「舌診」が優れているという話です。
なぜ舌を見れば、体調が分かるかというと、
人間の命の源といわれる
「気血水」(きけつすい)の状態が
もろにわかるからだそうです。
たしかに舌は真っ赤で血の状態が直接分かります。
ガンの人は、この舌の上が厚く苔状になったり、
また中央部がつるつるになったりするそうです。
さて、この日の注目は
3人の患者さんの生還体験談でした。
一人は、スローヘルス懇親会の常連のHさん。
大学病院で肺ガン・余命半年といわれたのですが、
土屋医師のイレッサ療法。
さらに、アガリクス天仙液による免疫力の増強、
そして日々の玄米菜食法で、
ついに延命2年を迎えたという奮闘記でした。
2番目に体験談を話してくれたのは、
まえに、このコラムで
「十二指腸ガンを切らずに治した患者」として紹介した、
僕の親友の加藤武彦さんです。
プロポリス、気功、温泉療法で10年延命して、
顔艶がピカピカなのには、みんなビックリしました。
最後は、袁教授の知り合いで、
この会に初参加したAさん。
食道ガン→胃ガン→大腸ガンと3度も手術を経験したのですが、
術後、漢方やノ二ジュースで免疫力をつけ、
10年健存をクリアしたというのです。
この3人の皆さんは、
僕と同じで、60歳を超えた年代です。
おそらく、30代、40代の働き盛りの頃の勤続疲労が溜まり、
それがガン腫となって体内に噴出したのでしょうが、
まさに「自学自習」の精神で、
ガンの「治療と養生」を上手に組み合わせて、
生き延びた、まさにスローヘルスな人たちなのですね。
素晴らしいことは、
自然治癒力を増すための養生法をいろいろと取り入れたために、
大量の抗ガン剤投与患者がよくみせる、
消耗した顔つきや、
ゲッソリとした体つきがまったく見られない。
共通していえることは、肌艶がよい、顔艶がピカピカ。
60代にしても10歳は若く見える、
元気のパワーが溢れていることなのですね。
いかりや長介さん、三ツ矢歌子さんと、
残念なニュースが世間では流れていたわけですが、
この日の懇親会は、じつに爽やかで、
また明るい笑いにも満ちておりました。
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