元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第584回
医者の「食の不養生」

何回かに渡って、
ガンなどの難病予防のために、
「一日1回、シンプル玄米菜食のすすめ」
提案してまいりました。
とくに外食の多い、
都会のサラリーマンやOLにとっては、
農薬まみれ、化学添加物まみれの食事、
さらに高蛋白、高脂質、高騰質の過食から
なかなか逃れられないからです。

知合いの財界人や政治家の中には仕方がないので、
1週間スケジュールを空けて、
半断食道場に篭って
人参ジュースなどで排毒したり、
宿便を出す人たちもいますが、
まあ、これも緊急避難的ではありますが、
ガン、糖尿病、高血圧などの生活習慣難病から
身を守るひとつの方法かも知れません。

ただ、大学病院にしても医師にしても
治療のほかに
「バランスのよい食事を」などと口ではいいますが、
どうみても、普段は「食の不養生」の医者が多いようです。
はっきりいって、
マクロビオティック食養生法のように、
生命体理論に則って総合的に且つ、具体的に
食事バランス法を開陳する人は非常に少ない。
あるとしてもカロリー計算や
栄養素分解式の解説と研究だけでしょう。

というわけで、
僕たち患者のスローヘルス懇親会は、
実際に玄米菜食メニューを
みんなで楽しくいただきながら、
もっとも自然で人間らしい食のライフスタイルを
心身で体感する――
こうした実践型の養生法を学んでいるわけです。
「病気は患者が治して医師が包帯を巻く」
という患者本位の治療金言がありますが、
そうした自然で正しい食養生の後押しをしてくれるような
医師や指導者を講師にお招きして、
わいわいがやがや命の工夫を楽しんでいるわけです。

さて、別掲の「お知らせ」にもありますように、
次のスローヘルス懇親会は5月11日(火)です。
講師は、この会の常連で、
テレビの健康番組、治療番組でお馴染みの土屋繁裕医師。
そして、もう一人、
大阪体育大学教授で医学博士の鈴木英鷹医師をお招きしました。
専門は「精神神経科学」で、
いま若者に蔓延しているキレルとか、
鬱病といった精神疾患の研究、治療で有名なのですが、
それだけでなく、
ガンなどのさまざまな難病の治療に
「食養生」を応用しているところが
ユニークな医師なのです。


←前回記事へ 2004年4月2日(金) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ