元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第582回
病気は『食の履歴書』なのです

朝、忙しい人、
不規則な食事をしている人、
ダイエットに悩んでいる人、
高齢者や患者の栄養補給法を考えているご家族、
乳児の離乳食に思案している若いお母さん、
風邪をひいたり食欲のない人・・・
いま、玄米全粒粉のリブレフラワーの
いろいろなメニューが若い女性を中心に
少しずつ注目を集めているように思います。
この玄米粉を使った、
パン、そば、うどん、クッキーも売り出されて、
人気になりつつあります。

もちろん、もう少し、
手の込んだ本格的なリブレメニューも
料理研究家の間では工夫されています。
まえに紹介した「ガンは食べて治す」の共著者・
鈴木博子さんが考えた「玄米シチュー」などは、
家族全員で楽しめる、美味しくてヘルシーな料理法です。
こちらは去年、スローヘルス懇親会を鈴木さんの地元、
岩手・東山で開催したときに好評だったメニューで、
1度に20人、30人のパーティなどで喜ばれます。
もう1度、紹介しておきます。

● 玄米シチュー(4人分)

<材料>
タマネギ2個、人参半分、レンコン小1個、
シメジ3分の1パック、椎茸(だしをとった後)2枚、
コーン半カップ、出し汁6カップ、
玄米全粒粉(リブレフラワー・ホワイト)1カップ、
菜種油大匙3、塩大匙1、月桂樹・パセリ(適宜)

<作り方>
1.タマネギ、椎茸はみじん切り。シメジは粗みじん切り。
  レンコン、人参は5mm〜1cmの角切りにする。

2.鍋に油を熱し、タマネギをよく炒める。
  塩少々をふると甘味が増す。

3.シメジ、椎茸、レンコン、人参、を入れて炒める。

4.出し汁半分量を鍋に注ぎ入れ、
  月桂樹とコーンを入れてよく煮込む。

5.残った出し汁で玄米粉をよく溶かし、鍋に注ぎ入れる。

6.こげやすいので、へらで底を混ぜながら
  とろみがつくまで煮込む。

7.塩で味を整える。

8.盛り付けの時に適宜パセリを散らしたりする。

ゆっくり時間の取れるときにぜひ挑戦して見てください。
病気は「食の履歴書」なのです。
「人間の体は食べ物が形を変えたもの」と思って、
スロー&シンプルメニューを心がけましょう。
きっと、心身の内側から
「健康長寿」「健康美人」になることは
間違いありません。


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