元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第317回
「ガンが治った!」と唱える

抗ガン剤の副作用で、
キモブレイン(意識朦朧、記憶喪失)に陥った
ニューヨーク女性の話の続きです。

僕は早く抗ガン剤を止めて、
自然治癒療法に切り替えて欲しかったのですが、
治療は本人が納得するかどうか?
これが最後の決め手となると考えますから、
とりあえず、スローヘルスな養生法の
あらゆる工夫を奨めました。

サプリメントや玄米菜食を励行しているわけですから、
あとGさんに必要なことは心の持ち方です。
早速、僕がガン病棟で
最後に使った養生法をメールで送りました。

「あとは、どこで抗ガン剤から
歌や笑いや瞑想>といったヒーリング・セラピーに気分転換し、
免疫学的にいえば、
自分の自律神経、つまり副交感神経の働きを高め、
白血球の「リンパ球」を増やすような、
ライフスタイルに変えることが出来るか? でしょう。
といっても「言うや易し」で、
いまのあなたに役立つかどうか? 
それは自信がありません。
ただ、前向きに、ひたすら前向きに
ライフスタイルをイメージすることは、
小生の体験から言っても、
免疫力を高め、やがて自然治癒力を倍化させるはずです。

もうひとつ、小生がガン病棟で試した、
簡単なヒーリング・セラピーを参考に。
「しなやかな玄米菜食」の182ページに紹介した、
101歳のスーパードクター・
塩谷信男博士の正心調息法を試して見てください。
これだけで「治る」などとバカなことはいいません。
しかし、心が前向きになり、心の安定が得られるはずです。

ヘソ下10センチに力をいれて、25回、腹式呼吸をする。
そのときに「願いを唱える」・・・これが大切です。
ただし、「ガンが治りますように」とか
「運が向きますように」ではいけません。
「ガンが治った!」「運が向いた!」というように
「完了形で」唱えて、
元気で野山を駆け巡るような「イメージ」を
心に描いてみましょう。
これをスーパードクターは「大断言」といっております。

まあ、お呪い、信心とありがたがるか?
自律神経の調節の効用と考えるか?
それはそれぞれの気持ちの持ち方次第です。
ただ、自己暗示=ときに「瞑想」という人もいますが、
これも生きる勇気を強くする「免疫力」となりますから、
ひとつの「スローへルスな療法」だと小生は確信しています。


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2003年7月10日(木)

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