第2693回
■かんようさんからのＱ（質問）：住宅スペース倍増運動

毎日欠かさず拝読しています。

「第3510回 消費をふやすために住宅スペース倍増運動」
を読ませていただだき、とても良い発案だと思います。
人口は減少方向にあるのですし、ウサギ小屋解消にもなります。
簡単には行かないとありますが、
新規の建築に建築面積下限制限を盛り込むだけで、
徐々に徐々に浸透されるのではないでしょうか？
建築面積を広げられない立場にある人の場合は
柱だけを残して改築という選択も残しながら・・・
具体的にそういう動向に向かうには、
世の中はどう動けば良いのでしょう。
これからも発信を楽しみにしています。

■ＱさんからのＡ（答え）

昔、池田さんが総理大臣になった時に
所得倍増論というのを打ち出したので、
私は所得倍増物価は３倍増ですか、
と冷やかしたこともありますけれども、
成長時代のスローガンとしては抜群の効果があったと思います。

最近はその反対に物は売れないし、景気はサッパリです。
もうどの家を見てもタンスの中が一杯だし
家が狭すぎて要らない物を置く場所もありません。
ですからゴミを置く場所を増やせば、また皆が物を買うだろう、
だから政府が
住宅スペースの倍増を打ち上げたらどうですかと言ったんです。
でも経済のことを知らない議員さんが多いですから、
実現する可能性は先ずないでしょう。
それをやる代わりに
子供のいる家にお金をくれてやるということのようですけど、
もらったお金を皆で貯蓄してしまうでしょうから
消費をふやす効果は先ず期待できません。
不況は長く続くことを覚悟して下さい。