第2694回
■まめ鉄砲さんからのＱ（質問）：たまには先生の「儲かった話」

先生！１年で株価が10倍になりました。
そう、理文造紙のことです。
とは言いましても、４倍余りで売却しましたので後の祭りです。

リーマンショック以降、小額ながらも最も資金を投じた銘柄ですが、
株価が予想を超えて上昇する過程で、
その大半をアリババへと移し変えました。
しかしながら、ついには
そのアリババの株価まで追い抜かれてしまう始末です。
現在はそのアリババも全て売却し、
コラムでもお馴染みの常茂生化、羅欣薬業、墨龍石油機械、
中国水務等の株数をちびりちびりと増やしております。
結果的には、昨年後半から年初にかけて
購入した株を単純に持続した方がよかった訳ですが、
現状でも十分満足しております。
ああ、言い忘れておりましたが、おもちゃ株の「七星購物」も、
しぶとく持っております。
百年に１度と言われるこのご時世で、
先生の戦果は如何だったのでしょうか。
たまには先生の「儲かった話」もご披露ください。
それにしても2010は難しい年になりそうですね。

■ＱさんからのＡ（答え）

あなたは私の書いたものをよく読んでいて、
私が過去において注目した株も一通りお持ちのようです。

私だって失敗もすれば成功もします。
しかし上手くいった話しを人にすることに
何の得があるんでしょうか。
人に憎まれたり羨ましがられたり妬まれたりするだけのことです。
失敗した話しは大袈裟にしゃべってもいいんですけど、
儲かった話しは黙っているものです。
大阪の商人は
「儲かりまっか」と挨拶の言葉に使いますけど、
「とても儲かった」なんて答える人はいないわけで、
「ぼちぼちや」と答える人がほとんどです。
そういうわけで、私の儲け話はあまり期待しないで下さい。