| 第359回ペトロチャイナ6香港ドル時代、どこまで伸びるか
 中国石油天然気(ペトロチャイナ、0857)の株価が上がっています。
 2005年7月5日、
 当面の目標株価だと思っていた
 6香港ドルをクリア、
 翌6日には6.1香港ドルで引け、
 翌日も下がったとはいえ、
 6香港ドル強をキープしています。
 以前にもご紹介してきましたように、私自身も6香港ドルぐらいまでは
 問題ないと思っていましたが、
 それでも、その到達が
 当初想定していた時期よりも
 2−3カ月ほど早い、
 というイメージを持っています。
 これには原油高が予想以上に進行したこともありますし、
 様々な要因があったと思われますが、
 とにかく、以前私は6香港ドルに到達後、
 調整が入るのではないかとの考えを
 紹介してきましたが、
 これも訂正しなければならないようです。
 ここにきて、同社の目標株価について、各社が相次いで上方修正をしてきています。
 6月29日には、モルガン・スタンレー証券が
 「オーバーウエイト」に評価を引き上げ、
 目標株価も7.1香港ドルとしました。
 また、CLSA証券も、目標株価を従来の6.5香港ドルから
 7香港ドルへと引き上げています。
 石油価格と同社の産出量が
 予想を上回ったこともあって、
 利益予測を上方修正したことに基づくようです。
 2006年の原油価格の変動という考え方も、少し調整が必要になってくるかもしれません。
 もう少し様子を見つつ、
 このペースで進めば、
 個人的には7香港ドルも
 特にハードルの高い数字では
 ないのではないかとも考えています。
 7月15日、同社の05年第2四半期(4−6月)の
 業績データが発表されます。
 それほど飛ぶ抜けた数字は
 出ないかもしれませんが、
 積極的な投資姿勢も伝わってきますし、
 中長期の業容拡大路線には
 変更がなさそうです。
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