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第339回
ペトロチャイナ株価史上最高値、予想PERは10倍
中国石油天然気
（ペトロチャイナ、0857）の株価が
再度の上昇を示しつつあります。
2003年12月に急騰した時でさえ
越えられなかった5香港ドルを、
2005年3月9日にはクリアしましたが、
終値ベースでは2005年4月1日に
5香港ドルをつけました。
その後反落しましたが、
5月の連休明けからじわりじわりと上げ始め、
6月7日には一時5.3香港ドルをつけ、
史上最高値を更新しました。
その日の終値が5.25香港ドルです。
以前にもJPモルガン証券の予測として、
中国石油天然気の目標株価が
6香港ドルということを紹介しました。
もう少しかかって、
この目標株価に到達するようなイメージを
持っていましたが、
このペースで行けば、早晩、
この目標株価も見えてきそうです。
ニューヨークの原油先物は6月3日、
1バレル55ドルの心理的節目を突破しました。
あるアナリストによれば、
米国はまもなく夏休みに入り、
多くの人が車で旅行に出かけることから、
原油価格は1バレル60ドルまで
上昇する可能性がある、と指摘しています。
やはり2005年も原油の上昇トレンドは
変化はないようです。
中国株において、
この最大の恩恵を受けるのは、
何といっても中国石油天然気です。
生産コストに変化がなければ、
販売価格が高くなる分だけ、
利益が増大するのは言うまでもありません。
各社から05年の利益予測が発表され、
あるいは上方修正の動きを見せています。
04年12月期の最終利益が1000億元を越えました。
05年は1200億元程度になるのではないか、
というのが、大方の見方です。
1株あたり利益（EPS）は
0.69元から0.70元あたりになりそうです。
現在の株価を5.25香港ドルとすると
それから導き出される予想PERは、7.87倍。
これに対して、
9−10倍を目標とする見方が一般的なようです。
やはり6香港ドルぐらいがみえてきます。
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