| 第357回A評価の中の低PER銘柄:国際コンテナも上位
 香港メインボード上場銘柄482銘柄、GEM上場銘柄62銘柄、中国B株110銘柄と
 特選A株30銘柄の業績レーティングについて
 みてきましたが、
 特選A株を除いて
 A評価となったのは31銘柄。
 これに対して、以前、
 高配当銘柄を紹介しましたが、
 今回は低PER銘柄を紹介します。
 
          
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                  | 証券コード | 銘柄名 | 前回評価 | PER |   
                  | 0882 | 天津発展 | B評価 | 4.26倍 |   
                  | 8298 | 安捷利実業 | − | 4.80倍 |   
                  | 0338 | 上海石油化工 | B評価 | 5.25倍 |   
                  | 0323 | 馬鞍山鋼鉄 | A評価 | 5.33倍 |   
                  | 200039 | 中国国際コンテナ | A評価 | 6.41倍 |  |  前回紹介した馬鞍山鋼鉄(0323)がここでもランクインしています。
 2004年業界の急成長を受けて、
 A評価になった
 上海石油化工(0338)も入っています。
 今まで何度も紹介している中国国際コンテナ。最近、親会社による
 吸収合併観測に関する報道が流れ、
 株価も乱高下しておりますので、
 表記しているPERは目安に過ぎませんが、
 A評価の中では低PER銘柄といえるでしょう。
 あまり馴染みがないのが、A評価の中で最もPERが低かった
 天津発展(0882)。
 天津政府系のコングロマリットで、
 最近上場した王朝ワイン(0828)の親会社
 とご紹介したほうが
 ぴんと来るかもしれません。
 直轄市政府系ということであれば、
 北京控股(0392)や
 上海実業(0363)とも共通点があります。
 業態としては、有料道路の経営や炭酸飲料の生産・販売、
 湾口及び道路などのインフラ事業などなど、
 かなり幅広く手がけています。
 2004年12月の業績は、
 王朝ワイン上場に伴う
 特別利益が計上されたことも大きいのですが、
 それを差し引いても、
 前年と比べて2倍前後の成長を見せています。
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