| 第834回〆にパスタが流行なのか
 パスタというとイタリアンで前菜の次、メインの前に食べる皿というのが今までの考えだと思います。
 最近は、イタリアンではなくフレンチでも
 パスタを出す店(レトワールやブノワなど)が
 出現してしまっていますが、
 パスタをメインの後の〆に出してくる店を
 見かけるようになりました。
 たとえば、「カーサ ヴィニタリア」。あの原田氏が「アロマフレスカ」と併設して
 二の橋近くに出した人気店でありますが、
 アラカルトもありますが、
 テーブル全員が同じパスタを頼まなければいけないなど
 使い勝手の悪いコースには、
 メインの後にもう一度他のパスタが用意されています。
 グラム数も指定できるようでして、
 最後の腹具合を調整できる合理的なシステムともいえますが、
 裏を返せば、
 メインまでの料理の総量が少ないということだと思います。
 また、「ビンゴ」も先客の進み具合でどの皿からスタートするかわかりませんが、
 メニューに載っている順番では、
 メインの後にパスタ類を配置しております。
 和食のコースでは、蕎麦などの場合もあるかもしれませんが、大抵はご飯物で〆てデザートへ移ります。
 フレンチやイタリアンでは途中でパンなどを補給するので
 あまり気がつかなかったのですが、
 やはり和食と同じく最後は炭水化物で〆たいという
 ニーズがあるということなのでしょうか。
 しかし個人的な嗜好でいわせていただければ、〆のパスタは、ラグーなどの重めではなく、
 アーリオ・オーリオなどシンプルなものであって欲しいと思うのは、
 私がある程度の年齢に達してしまったからでしょうか。
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