| 第827回今年後半オープンの注目店
 今年後半オープンの店が雑誌やTVなどで大きく取り上げられています。
 そこで、今日はミーハーチックに
 有名処、注目店を列挙してみたいと思います。
 既に訪問された方からのご感想などいただければありがたいですね。
 - ブノワベージュに続くデュカスのビストロ版。
 小規模なビルにあるだけに、立地に不安を感じます。
 マスコミ露出が大ですが、
 周りで行ったという話もあまり聞かないのが不思議。
 ベージュ本体も、すっかり沈静化してしまったようで、
 ブノワも早晩同じ道をたどるのかどうか。
 しかし、地下の千代大海のチャンコや
 片山晋吾のスポーツバーはうまくいっているのでしょうか。
 - ピエール・ガニエール ア 東京あの全日空ホテルのフェアの料理だけで判断したら
 期待できないのですが、どうなんでしょうか。
 11月29日オープンで、
 予約スタート時はなかなり混みあったと聞いております。
 先日店前を通りましたが、オープン数週間前にしては
 建屋が出来上がっているように見えませんでした。
 間に合うのでしょうか。
 - マルノウチ イル ギオットーネ朝番組の「特ダネ」で紹介されたからか、
 昼夜予約がすぐに入らないそうです。
 しかし、東京の人でこの京都のイタリアンを知っている人が
 そんなに多かったのでしょうか。
 TVでは、シェフが
 客それぞれに合わせた料理を造るような紹介でしたが、
 そうだったでしょうか。
 東京はコースだけのようですが、京都店でも、
 コースにアラカルトの料理を入れてくれる柔軟性があるだけで、
 客に合わせた創作料理を出してはいなかったはず。
 イタリアンのレベルが高い都心で、
 地方のお山の大将が埋没せずに流行り続けられるか。
 今までの歴史が証明しているはずなのですけど。
 - モリモト ゼックス雑誌で店内や料理の写真を見て、
 オカザワ氏の寒いオヤジギャグではないですが
 それこそ「絶句」しました。
 これをアメリカで和食と紹介してしまうから、
 本物和食が世界に普及しないのです。
 古川さんが言われているように、日本酒も認められない。
 まったくの似非和食だと思うのですが、いかがでしょうか。
 しかし、ワイズテーブルは株価が低迷していますが、
 このように、無理して造り上げたカリスマ料理人を取り込み、
 派手な店を出すのがうまいですね。
 クオモ兄弟もそんなに有名、腕やサービスがよかったのだろうか、
 私は疑問であります。
 モリモトは寿司や鉄板料理を出すようですが、
 支払いしてまで行きたいとは思いません。
 - 菱沼六本木に移転しただけですが、かなり露出しています。
 もう旬を過ぎた「和食とワインの店」でしょう。
 この程度のレベルの店はいくらでもあります。
 しかしあの「マツタケ尽くしコース」は
 羊頭狗肉ではないでしょうか。
 詳しくは後のコラムで書きます。
 - 古拙「古くて拙い」と自ら称しているのに客をとるのは如何なものか。
 変な謙遜が嫌味に感じます。
 京都の和食「未在」といい、
 ネーミングでインパクトを与えたいのでしょうか。
 神田、修善寺と蕎麦屋のはずだったと記憶していますが、
 いつの間にか銀座で和食屋にロンダリングしてきました。
 ネットやマスコミの評判は上々のようで、
 友里としては興味がある店ではあります。
 その他、一日2組のフレンチなど、
 コストを考えたら存続が難しいはずの奇を衒ったフレンチなど、
 次から次へと出店されてきましが、
 パイ(客数)が増えるわけではなく、
 お互い足の引っ張り合いになっているのではないかと心配です。
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