| 第490回「あさみ」よりちょっとはましか、銀座うち山 1
 
 銀座あさみから最近独立したと雑誌などでかなり宣伝されていた、
 やはり〆で鯛茶をウリにしているコース和食の店です。
 昼は特に人気で予約がなかなか入りません。
 最近はレトルトの様な物まで造ってTVで宣伝している「ベットラ ダ オチアイ」の近く、
 地番は銀座ですが宝町駅が近いでしょう。
 ビルの地下ですが
 デザイナーに頼んだかモダンな造りの内装です。
 小上がりが2つあるようですが、メインは10席のカウンター。
 白木ですが、
 既に継ぎ目に黒いシミがでているのは気になりました。
 ランチは鯛茶が1500円、人気があるという弁当2500円の他、コースが5000円です。
 昼時に特に多い女性客は弁当を頼んでいるようですが、
 まったく造り置きしたものを
 女性スタッフが器に盛るだけのもの。
 主人はほとんどカウンター内にいませんが、
 弁当などわざわざカウンターで出すものなのでしょうか。
 昼のお任せコースもぱっとしません。夜にもでる突き出しの焼胡麻豆腐はなぜ有名になっているのか。
 鮎のから揚げも生臭さを感じ、
 アマダイの若狭焼もべちゃべちゃしていてこりゃ駄目だ。
 造りはこの価格ならましとは思いましたが、
 出汁は凡庸でウリの鯛茶も私には辛すぎて好きになれません。
 混んでいるからか、
 食べ終えて帰った客の器をしばらく放置しているのを見ると、
 食欲が減退してしまいます。
 まな板の上に、下げた器を置いてしまうのも如何なものか。
 鯛など造りはそのまな板で捌いているのですから。
 <明日に続く> |