| 第383回ワインの諸々 その26
 和だけではなく、中華、韓国料理にも・・・
 
 最近は中華、特に四川料理のほか、焼肉以外の韓国料理に目覚めまして、
 この手の店を訪問する機会が増えてきました。
 韓国家庭料理と称されていますが、普通の焼肉店には見られない
 バラエティーに富んだ料理を知るにつけ、
 より追求してみたい衝動にかられています。
 いくつかの韓国料理店を訪問したのですが、焼肉店以外でもワインというものを置いていることを知りました。
 私はその国の料理には
 なるべくその国のお酒を合わせたほうが良い、
 和食にワインを合わせようとする試みは、
 フランスでフレンチを日本酒で食べようとしていることと同じで、
 そんなフランス人はいないだろう、というのが私の考えです。
 しかし例外がありまして、焼肉にはビールとワインが私のスタイルとなっております。
 塩味、タレ味に関係なく、ニンニク味も含めて
 肉にはワインがかろうじて合うのではないでしょうか。
 「マッカリ」というのでしょうか、
 濁り酒のようなものを試した時期もありましたが、
 日本人用にアレンジしたこの日本の焼肉と合わせると、
 あまり食欲が増進しませんでした。
 しかし、先日韓国家庭料理というものをはじめて食した際、「マッカリ」に再チャレンジしたのですが、
 数々の料理への相性は抜群。
 無理してワインを合わせることなく、
 たらふく食べ、飲む事が出来ました。
 私は韓国料理をまだまだよく知らないのですが、本場の「マッカリ」と合いにくいと感じる日本の焼肉は、
 韓国料理そのものではないのかもしれません。
 海外で食べる鮨やその他の和食が、
 日本国内とかなり乖離しているのと同じことなのかもしれません。
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