| 第319回料理評論家、フード・レストランジャーナリストの習性・実態
 その29
 フードライターと有名シェフは忘年会三昧
 大阪の日本料理屋「本湖月」を検索していたら、たまたまフードライター?の森脇慶子氏の料理店訪問記
 「コレが食べたい」というものを発見しました。
 この訪問記は既に終了しているようですが、
 バックナンバーは今でも見ることが出来ます。
 ちょっと見ていたら
 我々一般客には唖然とすることが平然と書かれていました。
 2000年暮れと3年以上前にさかのぼりますが、彼女はその1週間の訪問記で、
 有名シェフとの忘年会をあたかも自慢のごとく書いています。
 ざっと挙げてみて、「キハチ」主催の忘年会、
 「ヒロ」こと山田宏巳シェフ主催の忘年会、
 「ダノイ」の在庫一掃忘年会です。
 いずれも、限られたメンバーに
 店やシェフからのお誘いがあったようです。
 「ダノイ」は会費が1万円と明記されていましたが、あとの店はどうなのか。
 しかし、こう店側と親しいということを
 公にしてしまっていいのでしょうか。
 彼女はジャーナリストと自称していない分、
 脇が甘いのかもしれませんが、
 シェフと親しい立場の人間が、
 その店の宣伝ではなく公平な評価ができるとは思えません。
 このような店側との密な付き合いが
 日頃から行われているのでしょうが、
 これではただの料理店スポークスマン。
 彼女より露出が多く
 より影響力があると思われる犬養裕美子氏や山本益博氏は
 もっと料理人と親しくしているのでしょうね。
 料理人ではなく、一般読者、一般客の声に耳を傾け、一般人と親しいと公言する
 フードライターはでてこないのでしょうか。
 |