第130回
料理評論家、フードジャーナリストの習性・実態 その14
残念、未だ友里からの問題提起に反応なし
拙著の出版から5ヶ月、
HPのコラムを担当させていただいてから4ヶ月が経ちましたが、
残念ながら私の問題提起への回答なり反論がまったくありません。
山本益博氏、横川潤氏、犬養裕美子氏が拙著を読まれている事は、
彼らの配信メールや週刊誌でのコメントで明らかです。
推測で書いている、一回しか行っていない、などと
それこそ推測で非難された
フードジャーナリストもいらっしゃいましたが、
拙著、HPで述べてきた私の指摘に対しては、
まったく無視を決め込んでいます。
友里に対する批判や問題提起は構いません。
私もそれに対して反論を発表しておりますが、
友里からの指摘に対して
ダンマリを決め込んでいるのは何故でしょうか。
どうせ友里は本業でやっているのではないと踏んで、
嵐が通り過ぎるのを待っているのでしょうか。
そうだとしたら、
なかなか足を洗う事ができなくなってしまいます。
私の問題提起の内容は極めてシンプルです。
1.実名取材による「特別料理」を「特別待遇」で食した結果を
評論・発表することは、一般読者・客にとって
どのような意味があるのか。
一般客の食べる料理と自分たちが食べる料理の違いを
明確に認めているのに、矛盾していないか。
読者の口に入らない料理を評論して、
読者の参考になると思っているのか。
2.軸足を「料理人」と「読者」のどちらに置いているのか。
生業を立てさせてもらっている原稿料や印税は、
最終的には雑誌、書籍を購入する読者から出ているはずだ。
料理人や店からは出ていない。
料理人との人脈の広さ、親しさ自慢は
まったく読者には関係ない。
料理人をヨイショする前に、もっと読者を大事にするべし。
至極簡単なものです。誰でも意味はわかると思います。
しかし、なぜどの雑誌や週刊誌にも反論を出さないのでしょうか。
ぜひ、既存の料理評論家、フードジャーナリストの皆さんから、
友里征耶のこの問題提起に対する反論を聞いてみたいと考えます。
<おことわり>
5月半ばから連載させていただいています友里征耶のコラムを
毎日チェックいただきまして有難うございます。
おかげさまで130回を超えることができましたのは、
ひとえに皆様のおかげと考えております。
心より御礼申し上げます。
ところで、実は一身上の都合により、
9月29日(月)から11月半ばまでの1ヵ月半近く、
毎日掲載することが困難な状況となりました。
邱永漢さんと相談させていただきまして、この間は週に2回程度、
コラムを更新させていただくことで、
皆様のご了解を得たいと考えております。申し訳ございません。
決して、店側や料理人側からの
圧力がかかったわけではありません。ご安心ください。
またの本格的な再開に向けて、
私も充電してよりパワーアップしたいと考えております。
どうかよろしくご了承のほど、お願い申し上げます。
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