| 第23回評論家
 「ホッ」と胸をなでおろしています。第20回(10月27日)でご紹介しました
 「新華ファイナンス」(東証マザーズ)の株価が
 上昇したからです。
 上場初日は寄引け同値の163,000円で公募価格の175,000円を大きく下回り、
 期待は裏切られた格好となりました。
 しかし週変わりの上場3日目(11/1)の大引けはストップ高(+30,000円)の197,000円でした。
 更に昨日は213,000円の高値をつけました。
 上場日からは+30.6%のパフォーマンスです。
 大引けは200,000円でした。
 株価が上がったから自慢しているわけではありません。
 最近はまた中国に対する悲観論や
 ネガティブな記事が週刊誌等で
 報じられているからです。
 中国株が人気を浴び、日本でも中国株への投資家が急激に増えています。
 新聞・TV等も中国に対する危機感や
 悲観論を披露することは
 逆に関心を集めます。
 週刊誌は売上げが伸び、
 悲観論者には関心が集まります。
 私は決して手放で、中国信奉者になっている訳ではありません。
 事実が必らずしも真実とは言えません。
 投資に対しては必らずリスクも伴います。
 中国株もしかりです。
 ただ、邱先生がいつも話されている様に投資家自身が誰の言うことを信じ、
 または信じないか、
 そして自身で取捨選択する価値判断能力を
 いかにして持ち合わせるかが
 一番大事になってきます。
 「新華ファイナンス」なんて赤字じゃないか。登記はケイマンだろう、
 とてもじゃないが機関投資家なんかは買ってこないよ。
 業種的にも過当競争分野じゃないか。
 見方は様々あります。上場前に私がご紹介したのは、
 中国における新華社という存在自体を
 よく知っていたからです。
 資本関係は別問題として、
 というお断りでご紹介させていただきましたが、
 今は赤字でも今後は多岐に亙(ワタ)る展開が可能な
 企業だと思っています。
 |