第24回
不動産株
先日、お世話になっているAさんが
来訪されました。
Aさんは早くから中国株に興味をお持ちで、
中国株の売買はプロ級です。
Aさんは中国の不動産にも
大変興味をお持ちでしたが、
とうとう現在では個人で上海に
6つのマンションルームや
ホテルルームを購入されていました。
今は日本と上海で
半々の生活を送られているそうです。
上海の不動産事情等を
いろいろお聞きしました。
売却しない限り利益は出ませんが、
時価評価でずいぶん儲けておられるご様子でした。
もちろん投資リスクも十分ご存知ですが、
投資妙味の方が
はるかに大きいようです。
Aさんは確信を持って
「上海はいずれ、間違いなく
ニューヨークや東京、香港のようになります。」
と言い切って帰られました。
現地での生の個人投資家のお話ですから、
説得力があります。
中国はこれまでも不動産投資過熱、
そして政府の規制、等々がありましたが、
これは今後もその繰り返しが続くと思います。
基本的には株式投資も同じことが言えます。
中国は先週(10/29)、
預貯金や貸出金利の引き上げを発表しました。
あえてコメントをさせていただくならば、
昨年9月の預金準備率の引き上げから始まって、
今年春の公定歩合の引き上げ、
そして今回の預貯金や貸出金利の引き上げと、
これは中国のマクロ、金融コントロールとしては
当然の成り行きと思っています。
今回の引き上げ幅が小さい幅こともあり、
日経一面に掲載された
中国の突然の金利引き上げ記事を読まれた
多くの方のお問い合わせに、
「株式市場への影響はほとんど問題ないと思いますよ」
とお答えしました。
実際にほとんど影響は無かったのですが、
B株市場では
「上海陸家嘴(上海B株 900932)」や
「万科企業(深センB株 200002)」など、
時価総額の大きい不動産株が売られ、
指数は年初来安値(上海B株)を付けました。(11/1)
ご存知のように現在のB株市場は
個別の流動性が非常に薄い状態にあります。
少しまとまった売り物が出ると
大きく下落します。
逆もまた然りですが。
前にもコメントさせていただきましたが、
中国株はこれからも
「下げたら買い!上げても買い!」
だと思います。
次回は私の好きな「万科企業」をご紹介します。 |