ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第374回
≪遺伝子ドッグ≫でガンが分かる?

10年前に、僕がガン統合医療の権威・
九段クリニックの阿部博幸院長から、
ガンの「遺伝子ドッグ」を受けたという話の続きです。

ガン治療ではなかなか進歩しない西洋医学も、
こと遺伝子解析、
さらに予防医学としての検査分析の分野は
かなり進んで来ているようです。

この「遺伝子ドッグ」は
肺ガン、食道ガン、咽頭ガン、子宮ガンから、
高血圧症、動脈硬化症、狭心症、
心筋梗塞、心臓肥大、肥満、アルツハイマー病、骨粗鬆症
なども分かるというものですが、
健康医療保険が利かないために費用が高額であったり、
個人情報のプライバシー秘匿にも問題があるなど、
いろいろネックはあります。

ですから、受けたい場合は、
患者自身の判断次第となりますが
患者が知りたいと思えば、
自分がガンにかかりやすい体質かどうか?
それも分かるというものでしたから、
僕はすでに担癌者であり、
遅きに失してはいましたが、
興味津々で遺伝子診断を受けたわけです。

手順は驚くほど簡単でした。
頬の内側を綿棒でこすり、
頬粘膜表面の細胞を採取する。
その細胞からDNAを分離して、
DNA上に並んでいる
病気になりやすい遺伝子を解析していく。
もし体質的に病気の危険があれば、
現在、症状がなくても生活習慣を
積極的に変えて行くことで、
その病気を未然に防げる…というのです。

たとえば、飲酒による
食道ガン・咽頭ガンに係わるALDH2、
肥満に関しているβアドレナリン受容体、
アルツハイマー病のアポリポ蛋白E4/4などなど、
さまざまな遺伝子情報がわかっているので、
発見されれば生活習慣の工夫で
発症を抑えられるという仕組みのようでした。


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2009年11月25日(水)

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