ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第364回
なぜ、人生は不規則で不可解か?


≪養生は爆発だ≫
≪心のトキメキは養生から始まる≫――、
帯津医師が、その発想の論拠の1つとしているのが、
フランスの哲学者・アンり・ベルクソンの
名著「創造的進化」に出てくる
「生命の躍動」(エラン・ヴィタール)という、
異色の進化論のキーワードです。
この論文の専門的な訳書を載せると
難解でややこしくなるので、
帯津医師の本から内容を抜粋させてもらいます。

「要するに、
進化するときは
生命に内在しているエネルギーのようなものが
爆発するのだというわけです。
夏の夜空にぱっと明るく輝く
大きな花火をイメージすれば、
ベルクソンのいう
『生命の躍動』がわかるかも知れません。
バンと爆発する。
進化というのはそういうものだというわけです。

突然変異にしても自然淘汰にしても
間違いではないのだけれども、
本当の進化のもとは『エラン・ヴィタール』だ、
生命の躍動だといっているのです。(略)
だからベルクソンは(略)動物の進化においても
まず下等動物が生まれてそれが発達して
高等動物になったのではなく、
生命が爆発を繰り返しながら
一挙にさまざまな生物が生まれたのだというわけです。
それが生命の躍動です。
わたしもそう思います」

そして、核心の
《養生の爆発》論へと進みます。

「じっさいの人生を見ていると、
やはり大きな喜びがあったり、
大きな心のときめきがあったりして、
いのちのエネルギーが
ボンと跳ね上がる瞬間があるように思います。
人生というのはずっと同じ速度で
進んでいるのではなくて、
うれしいことや心ときめくことがあって、
ときどき小爆発しているのです。
養生もまったく同じだと思います。
(略)

心のときめきで病気がよくなるなんて考えられない
という人も多いと思いますが、どうでしょうか?
心のもちようで気分が変わる、
食事を自然にすれば体の不調が改善される――
こんな体験を持った人も多いはずです。
心のトキメキが一人一人の“進化”=改善の
源になっている――
こうした考え方の方が
「なぜ人生で縁や運や奇跡が起こるのか?」
「なぜ人生は不規則で不可解なのか?」
といった科学分析では、
隙間だらけでとても解明できない《いのちの謎》、
《人生の謎》も解けてくると思いませんか?


←前回記事へ

2009年11月15日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ