ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第361回
養生なんて煩わしい?


もう数年前ですが、
「養生は爆発だ!」という本を書いたのは、
僕の主治医の帯津良一さんです。

昔、反骨の芸術家・岡本太郎さんが
創造の原点を「芸術は爆発だ」といったことにも
影響されたのでしょうが、
この医療不安や長寿難病蔓延の時代を迎えて、
「養生は爆発だ」というキーワードが、
ますます患者のみならず健常者にとっても、
大事な言葉になってきたと、
僕は考えています。

これは、健康維持、病気快癒とは、
ただ手術や薬の臓器対処療法だけに頼るのではなく、
日頃からの≪養生が一番だ≫ということを
端的に表現したメッセージです。
帯津医師は次のように述べています。

「わたしが養生に関心を持つようになったのは、
ガンの治療を通して、
外科的手術だけでは
がんを克服できないと感じたときでした。(略)
外科的手術と合わせて、
生命場のエネルギーをいかに高めていくかを考えないと
がんの治療にはならない、
これがわたしの基本的な考え方です。(略)
いのちのエネルギーを高めていくこと、
日々努力してそれを続けていくことが
養生だと考えています。」

「じっさいの人生を見ていると、
やはり大きな喜びがあったり、
大きな心のときめきがあったりして、
いのちのエネルギーがポンと
跳ね上がる瞬間があるように思います。(略)
養生もそれとまったく同じだといえます。(略)
心がときめいたときに爆発が起こる。
もちろん、その逆もあります。(略)
それを意識して生きること。
それがきっと上手な生き方につながるのだと思います。
そして、それこそ生きる知恵なのではないか――」と。

この忙しくて不景気なさなかに、
「養生なんて煩(わずら)わしい」という人もいるでしょうが、
こうした先行きが不透明な時代だからこそ、
≪養生はときめきだ≫≪養生は爆発だ≫――
という逆発想に気づいて、
生命力アップの工夫をすることが
さまざまなピンチを撥ね退けて、
《元気に長生き》を掴む秘訣ではないか?
僕はそう考えているわけです。


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2009年11月12日(木)

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