ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第356回
≪死の恐怖≫と≪生の不完結≫

元気に長生き――
50歳からの「逆発想の養生法」とは、
べつに難しく、呼吸法とか
座禅瞑想とかを考えることはありません。

本を読む、絵を描く、キーボードをたたく、
手紙を書く、散歩をする――
何気ない手仕事が脳に刺激をもたらして、
心身の老化を防ぐだけでなく、
思わぬひらめきやときめきの
アイデアをもたらすものです。

ところで、僕の主治医であり
ホリスティック医学協会会長である帯津良一医師は
外科医でありながら、いまどきめずらしく
患者のからだばかりか心や魂の状態も見てくれる
スローヘルス(温和)な医師です。

ですから、診察を受けに行くというより、
人生の師に会いに行くといった気分で
病院にうかがえるのはありがたいことです。
帯津医師はガンなどの患者が
死の恐怖を覚えることについて、
著書の中でこう語っておられます。
「死の恐怖は、生きているうちに
なすべきことをなしていないから起こる」
「人が恐れているのは死ではなく、
生が不完結」に終わることだ」と。

ですから、死から逃げてもいけないし、
死を急いでもいけないことになります。
だから、ガンだからと言って
死を早めるような治療を選ぶことはない。
あわててサナトロジー(死学)や
ターミナルケア(終末期治療)に走ることもありません。
死を知ることは生きる力となる――
かえって、生きる勇気を奮い起こすパワーとなる――、
その気持ちで、日々、養生の道を励めば、
ときめくような希望の道が開けてくるものだ――
と、いつも教えてくれているわけです。

ガン病棟脱走から10年を超えて、
こうして元気で生きていられるのは、
帯津医師の「ときめきの大養生」の教えのお陰だと
感謝しているわけです。


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2009年11月7日(土)

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