第350回
ガン延命と《生体防御力》
下咽頭ガンと食道ガンに見舞われ、
手術すると声帯を失うというので、
僕と同じように抗ガン剤と放射線治療で生還。
14年間、いまも社長業で元気で活躍している
青山勝彦さんの話の続きです。
僕は、病院の治療のほかに
漢方薬の天仙液や玄米菜食といった
養生法を併用したおかげで、
「ガンを切らずに延命10年」を果たせたわけですが、
青山さんの場合は、「免疫ミルク」という、
健康食品を服用し続けていたことが、まさに免疫力をあげて
延命効果をあげる一因となったというのです。
その「免疫ミルク」とは、
アメリカのスタリ―研究所で開発。
天然の牛乳を脱脂して作ったミルクの粉で、
腸内の悪玉菌を退治し、
基本的な生体防御力や
免疫力を高める効果があるようで、
このあたりに養生法は、
漢方の天仙液や玄米菜食で
免疫力をあげた僕の方法とは違うものでした。
同時に、この「免疫ミルク」や生体防御力について書かれた
九州大学の野本亀久雄名誉教授の
「免疫力」(ダイヤモンド社)という本も送られてきました。
この中の出版には青山さん自身も尽力したそうですが、
ガンや感染症から身を守る
≪生体防御力や免疫力やストレスの関係≫、さらに
≪高齢者が元気で長生きしていく秘訣≫について
分かりやすく書かれていますので、紹介しておきます。
「ガン患者はガンそのもので命を奪われるよりも、
抗ガン剤などの治療やガンによる生体防御力の低下
によってなくなることの方が多い」
「免疫系を含めた広義の生体防御力こそが、
健康であるための究極の治療法である」
「病気になれば医者に行く、薬を飲むという
医療依存の意識を早急に改める必要がある」
「本当は介護など受けないで、
自分で最後まで生き抜ける人が増えなければ
本当の成熟社会ではない」
「病気にならないように食生活にも留意してもらう。
健康食品の補充は個人負担でやってもらう。
だが、どうにもいけなくなったときは、
最高の医療設備で治療が受けられる。
また、年を取ってもいよいよお金がなくなってきたときは、
何の心配もなく生き届いた介護施設で面倒を見てもらえる。
そういう社会が本当の高福祉社会である」
どうですか?
免疫力の権威とガン延命14年の患者の
チームワークで作られた本ならではの発想法だと思いませんか?
ちなみに、青山さんのガン闘病記については、
自らのブログに詳しいのでこちら(※)をどうぞ。
※ http://aoyamashibuya.cocolog-nifty.com/blog/
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