ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第345回
台所は≪いのちの薬局≫

「おばあさんの知恵=梅干しの効用」について、
もう少し話を続けましょう。

梅の語源は中国の「ウーメ」から
「うめ」になったといわれます。
「u(見たこともない)me(貴重な)」と言う意味で、
まさに梅干は命を守る万能薬だったわけです。
また「熟む実」がなまって
「うめ」になったともいわれています。

梅の酸味は有機酸のクエン酸、コハク酸、
リンゴ酸、酒石酸、オレアノール酸によるものですが、
腸の中で、抗菌作用を発揮して、
食中毒菌も阻止すると言われています。

また、肉やファーストフードの過食で腸内が異常発酵し、
毒性酸化起こす可能性が最近、多々ありますから、
梅干しの効用はバカにしてはなりません。
僕の家では食卓に必ず、梅干しの詰めビンが常備され、
朝から1つ、2つといただいています。
もし、下痢や食あたり、体の変調を起こしたら、
梅肉エキスを作るか、買って来て食べるようにしています。
梅肉エキスは青梅をすりおろし、
濾した汁を煮詰めて飴状にしたドロドロのエキスです。

劇薬を出したり、売ったりしているところが、
いのちの薬局ではなく、あなたのご家庭の台所こそ
≪いのちの薬局≫なのです。

まさにおばあちゃんの知恵こそが、
この食の危機、命の危機の時代に、
見直されるべきスローヘルス(温和力)志向の原点でしょう。
輸入加工食品によるファーストフードに頼りっきりの生活を、
そろそろ改めませんか?
最近、やっと見直されてきた
スローフードやスローライフ、つまりスローヘルスの原点が
「おばあちゃんの手作り梅干」や
「キッチンは命の薬局」といった発想にあるわけです。

最近、テレビを賑わしている、
論争好きやケンカ腰の頭の切れたような?
政治家やコメンテータ―たちは
ファーストフードにまみれた子供たちと同じで、
きっと肉食やアイスクリーム、化学添加物食品の
過食偏食が過ぎているのではないか?
そう心配したくもなります。

また、新聞が売れない、
雑誌や本が売れないと嘆いている
マスメディアの社員やスタッフもしかりでしょう。
みずからの悪食ライフを改めれば、
いま本当に読者が知りたがっている
≪いのちの情報≫が
発信できるようになるのではないでしょうか?


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2009年10月27日(火)

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