ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第339回
元気長寿の≪仙人≫はいるものだ

僕が敬愛する元気長寿の先人は、
106歳で長寿を全うした、
東大出の内科医で
「正心調息法」の実践提唱者・塩谷信男医師です。
僕の存知あげている長寿先達では
最高齢を全うした≪生きる仙人≫でした。
この話は、何回か、このコラムでも書きましたから
覚えている人もおられるでしょう。

90歳を過ぎて、自分の年齢数で1ラウンドを回る、
エイジシュートを3回もやってギネスブックに載った人です。
たしか先生102歳のころまで、
講演を聞きにいきましたが、2時間で3時間でも、
立ってエネルギッシュに話していたおらえたのを覚えています。

僕たち夫婦は、
この塩谷信男医師の「正心調息法」という
呼吸法の話を聞くのが好きでした。
吐いて吸い、吐いて吸いを・・・25回続ければよいという
簡便なものですが、
そのとき、希望を叶えるために唱える言葉があり、
これがユニークでした。
普通、願掛けは「願いが叶いますように」と唱えますが、
塩谷式では「願いが叶った、叶った、叶った」と、
過去完了形=既成事実のように三唱するのです。
すると、中には、本当に願いが叶ったりする人が出てきて
元気が湧いてくるというのですから、
いかがわしいなどというより、
なんとも温かいユーモアがあって、
この呼吸法が気に入っておりました。
「ガンが治った、ガンが治った、ガンが治った」と
三唱しながら正心調息法をよくやったものです。

さて、その塩谷さんの元気の秘密は、呼吸法のほかに
玄米中心の少食療法にあったと思います。
マクロビオティックではないのですが、
なるべく自然に近いモノを食べたいというのがこだわりで
「玄米」「新鮮な生野菜」「皮付き落花生」の3品。
そして、食後に必ず、ゴルフ場で取ってきた「松葉」
を食べているのをテレビで見た覚えがあります。
小さく折って口の中に入れ、味がなくなるまで噛み続ける。
松葉のエキスが歯と体にいいますが、
仙人の本を読んでいると、
≪辟穀(へきこく)≫=仙人の断食法のあと、
朝鮮ニンジンなどの漢方薬や松葉を食べるとかいてありますから、
これぞ不老長寿の仙人食といってもよいのでしょう。
歯もよかったようです。

残念にも、昨年、
106歳の誕生日目前で大往生されましたが、
そんな話を思い出しているとき、
もうおひとり、いま103歳で、
元気に長生き、世界一周旅行を5回も楽しんでいる
仙人、いや超人が九州に、
おられるというニュースを聞いてびっくりしました。


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2009年10月21日(水)

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