第331回
食卓汚染と「キレる」子どもたち
「食べ物が性格を変える」という話を
もう少し続けます。
拙著「しなやかな玄米菜食」からの抜粋です。
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●食卓汚染が「キレる」子どもを作る――
日々の食事の献立ばかりでなく、
とくに農薬まみれ、食品汚染まみれの食材が
子どもたちの「心と体」を以下に蝕んでいることか。
そうした食卓汚染への警告は、
すでに新聞報道でも厳しく指摘されていますが、
食箋指導者の山村慎一郎さんは、
内外のデータを分析し、
最近の子どもたちがキレる、
すぐ暴れる原因は
食品添加物の影響が大きいと指摘しています。
マクロビオティックの立場から、
ガンやアレルギーの患者だけではなく、
情緒不安定な子どもたちの
食事相談にものっておられるので、
いま町中に溢れている食品添加物の
「心と体」に与える害について先日、
メールでじっくり聞いてみました。
Q=「キレる」子どもが多いのも
食卓汚染が原因といわれますが。
「孫や子の時代に悔いを残さないためと思って、
私は食事指導の仕事を始めたのです。
食品添加物の中で着色料と保存料が最も危険とされています。
イギリス最大の小児病院・
グレイト・オ―モンド・ストリート病院での研究によると、
すぐにケンカをしたり暴れたり、
まったく勉強をする意欲がない子どもたちの
食事調査をしました。
76名の子どもたちを対象に
添加物だらけのジャンクフードを除いた食事にしたところ、
81%の子どもたちに
きわだった改善が認められたといいます。
心にもこれほど影響する添加物が
体に影響しないはずがありません」
こうした化学合成の添加物は、
子どもたちの発育に害を及ぼすだけでなく、
蓄積されれば、やがて発ガン性を有して、
心と体を蝕んでいくわけです。
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