第330回
食べ物で夫婦が破綻?
その人の食べ物によって、
肉体的行動ばかりか、
感覚、情緒、意識、さらに
人生の考え方なども日ごとに変化していく――
「食と心身」の微妙な関係の話の続きです。
*
僕の食箋指導者の山村慎一郎さんは、
「食べ物によって、
肉体的・精神的機能は一変し、
あらゆる行動や表現に影響を与えているのです」と、
日々の食事の選び方がいかに大切かを強調しています。
「食べ物によって血液が変化すれば
脳や神経系や体全体の細胞の質が変わるからです。
この変化は肉体的・精神的機能を一変させ、
あらゆる表現や行動に影響を与えます。
こうして肉体的行動や感覚、情緒、判断、意識、
人生の考え方などもその食べ物によって
日ごとに変化していくのです。
だから騒々しい子、ヒステリックな子、
おとなしい子の違いが出るのです」
子どもだけではありません。
夫婦関係の破綻にも、
食べ物は微妙に影響を与えるといいます。
「最近主人と話が合わないんです。(略)
これも食事を一緒にしていないことが
大きな原因であることは
いままで述べてきたことでわかりますね」(略)
逆の話もあります。(略)
ご夫婦そろって胃ガンになった。
なんとかマクロビオティック食養生法で治したいというのです。
ふたりとも焼肉や辛いものが大好物だったというのですね。
まあ、夫唱婦随の食道楽で仲がよいといっても、
高タンパク、高脂肪で
体が酸化してガタガタになってしまっては、
これからの人生が台無しです。
しかし、大抵の人は、毎日、
お腹一杯食べているので、
この「食と心身」の微妙な変化が
わからなくなってしまっているのです。
あなたのお子さん、あなたの家庭はどうでしょうか?
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