第298回
続・マクロビオティック薬膳料理って何?
大阪の正食協会の料理教室の
相神多木子先生のマクロビオティック薬膳講座の
資料紹介の続きです
≪食べ物≫の効能・働きは、陰陽五行に基づいて、
どう分類、分析され、料理に活用されているか?
ちなみに、まえにも書きましたが、
食べ物の性質を、甘い、苦いなどの「五味」
と温かい、寒いなどの「五性」で分け、
食べ物の性質が臓腑など体のどこに効いてくるのか?
つまり、「帰経」(きけい)と呼ぶ尺度で分類し、
料理に応用するわけです。
具体的にはどうなるかといいますと、
相神さんのマクロビオティック薬膳講座の
資料では以下のように解説されています。
一部を抜粋しながら紹介しましょう。
●≪夏の野菜の「五味・五性」「帰経」「働き」の関係について≫
食べ物 |
五味 |
五性 |
帰経 |
働き |
かぼちゃ |
甘 |
温 |
脾、胃、大腸 |
体を温めて胃腸の吸収力を高めて疲れを癒す |
きゅうり |
甘 |
涼 |
胃・脾・小腸 |
体の余分な熱をとる。
のどの渇きを癒す。尿の出をよくする
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たまねぎ |
甘辛 |
温 |
肺・胃・肝 |
血液をサラサラにし、高血圧予防。胃腸を温める。 |
にんじん |
甘 |
微温 |
肺・脾・肝 |
胃腸の働きを活発にし、気の巡りをよくする |
では、具体的な「マクロビオティック薬膳」の
レシピはどうなるか?
ことしの5月に開かれた、相神さんの講座では、
次のような料理のレシピが並んでいます。
●玄米巻き寿司・2種
・梅ひじき玄米巻き寿司
・玄米切干し大根サラダ巻き
●新ごぼうの吉野汁
●グリンピースと餅きびのコロッケ
●人参ソース
●新キャベツ、新玉葱、スナックエンドウの蒸し煮サラダ
●人参とオレンジのムース
どうでしょうか?
いかにも「マクロビオティック薬膳」らしい、
体のバランスを図り、血液をきれいにして、
気の巡りをよくする・・・
そんなさわやかな夏料理だと思いませんか?
詳しくは、また明日。
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