第296回
人気のマクロビオティック薬膳料理
若い女性を中心にマクロビオティック料理や
薬膳料理が人気ですが、
最近では、マクロビオティックと
薬膳の効能と美味しさを生かした
「マクロビオティック薬膳」が登場しています。
では、「マクロ薬膳」料理とは何か?
ずばり、陰陽五行の理論を元にした玄米菜食料理に、
薬草(生薬)の力をプラスした、
いわば「エンパワー・マクロビオティック料理」とでも
いったらよいものではないか?
と、僕は思っていたのですが、ちょっと違うようです。
僕は専門的な勉強は不足しているのですが、
大阪の正食協会の料理教室でも、
「マクロビオティック薬膳」の講座が
人気になっているようなので、
正食協会師範講師である
相神多木子先生の考え方とレシピについての資料を
協会事務局のKさんから送ってもらったので、
ちょっと紹介したいと思います。
「相神先生は栄養学も勉強されていて
栄養学と正食の陰陽五行を組み合わせたカタチで
「薬膳マクロ」を考えたそうです。
一言で言うと身土不二の考え方を丁寧に、
調理に応用、展開したとのことで、
旬のものを食することで、
体の調子を整えるという発想で、
旬の食材と陰陽五行にみる食材の働き(効用)を
各臓器の働きと結びつけて
レシピを組み立てるとのこと。」
そして、マクロ薬膳の特徴について
次のように解説されていました。
「漢方の薬膳では生薬を使いますが、
『マクロ薬膳』では薬味としてのネギや生姜は
もちろん使いますが、生薬は使わず、
食品、食材だけで整えていくのが
特長だそうです。」と。
具体的な「マクロ薬膳」講座の原理やレシピの
その一部については、明日、紹介させていただきます。
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